出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年10月5日 (金)
鴨島(かもしま)は、島根県益田市高津町(石見国美濃郡)にあった島。柿本人麻呂の終焉の地であり、墓所と高津・柿本神社が建てられたという。1026年(万寿3年)の地震で沈没したと伝える。現在、島の痕跡のような巨大な暗礁が水面下5~13mにある。東西300m、南北400mの大きさで、鴨島瀬、人丸瀬、大瀬などと呼ばれている。1993年(平成5年)の学術調査で、周辺の海底や地層から地震の痕跡が見つかったという。(日本歴史地名大系)