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チベット仏教
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
チベット仏教
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'''チベット仏教'''は、[[北伝仏教]]の流れの一つで、特に[[密教]]を伝えている。チベット、[[モンゴルのチベット仏教|モンゴル]]、[[ブータンのチベット仏教|ブータン]]、[[ネパールのチベット仏教|ネパール]]、[[シッキムのチベット仏教|インド・シッキム地方]]、[[ラダックのチベット仏教|インド・ラダック地方]]に分布する。特定の高僧を仏の化身と見做し、世代を超えて転生するという転生活仏制度を特色とする。寺院はゴンパやラカンと呼ばれ、独自の建築様式を持つ。 中央アジアに広がる。ブータンでは現在も国教的地位を占め、国家としてはドゥク派を、民間ではニンマ派を信仰している。 == 歴史 == ===モンゴル国=== 1936年から1939年にかけてスターリンの指示で仏教弾圧が行われた。約900寺が外モンゴルにあったがほとんどが廃滅し、ガンダン寺など一部を残して博物館に転用されるなどした。反革命罪で2万人の僧が銃殺されたという。(嘉木揚凱朝「文化大革命後のモンゴル仏教の様態」[https://doi.org/10.20769/jpbs.16.0_83]) ==一覧== ===チベット=== *[[ポタラ宮]]:[[ラサ]] *[[カイラス山]] *[[カイラス三大聖地]] *[[チベット三大聖湖]] *[[デプン寺]]:チベット自治区ラサ市城関区北京西路。1416年、ケンチェン・レクデンパが創建。寺に置かれた兜率殿(ガンデンボタン)はダライ・ラマ5世がポタラ宮に移るまで、ダライラマの宮殿であった。チベット最大の寺院であったという。ゲルク派六大寺院の一つ。ポタラ宮の西北7kmのガンポ・ウツェ山の麓にある。哲蚌寺。 *[[セラ寺]]:チベット自治区ラサ市城関区色拉路。ゲルク派六大寺院の一つ。ポタラ宮の北東4.6kmの烏孜山の麓にある。1419年にツォンカパ直弟子のジャムヤン・チュジェ・サキャイェーシェー(絳欽卻傑釈迦也失、1354-1439)が創建。多くの学堂がある。色拉寺。 *[[トゥルナン寺]]:チベット自治区ラサ市城関区八廓街道。ネパール王室から嫁いできたソンツェン・ガンポ王の妃、ティツゥンが創建。本尊は釈迦如来。文成公主が唐より将来したもので、もとラモチェ寺に祀られていたのを当寺の不動金剛仏と交換されたという。大昭寺、ジョカン寺。 *[[ラモチェ寺]]:チベット自治区ラサ市城関区吉崩崗街道。唐から嫁いできたソンツェン・ガンポ王の妃、文成公主が創建。本尊は不動金剛。もとはトゥルナン寺に祀られていたもので、妃ティツゥンがネパールから伝来したとされ、後世、当寺に祀られていた釈迦如来像と交換されたという。小昭寺。 *[[ネチュン寺]]:チベット自治区ラサ市城関区北京西路。乃瓊寺、乃瓊多傑扎央林、乃瓊貢巴。 *[[ガンデン寺]]:チベット自治区ラサ市タクツェ区。中心部から東北東36kmのワンブル山にある。1409年、ゲルク派開祖ツォンカパが創建。ガンデン・ティパが座主およびゲルク派教主を務める。ゲルク派六大寺院の一つ。甘丹寺。 *[[ツルプ寺]]:チベット自治区ラサ市トゥールンデチェン区。 *[[ガドン寺]]:チベット自治区ラサ市トゥールンデチェン区。噶東寺。 *[[ヤンパチェン寺]]:チベット自治区ラサ市ダムシュン県ヤンパチェン鎮。カギュ派のカルマ派赤帽派の拠点で、化身ラマ「シャマルパ」の座所だった。 ラサ中心部の西北77kmに位置する。羊八井寺、羊巴井寺。 *[[タクルン寺]]:チベット自治区ラサ市ルンドゥプ県旁多郷。カギュ派タクルン派の拠点。ラサ中心部の北北東56kmにある。1180年、タクルンタンパ(1142-1210)が創建。達隆寺、達隆塘寺、達龍寺。 *[[ラデン寺]]:チベット自治区ラサ市ルンドゥプ県唐古郷。チベット仏教を中興した功績者の一人、アティーシャ(982-1054)の法統を継承称揚するためにその弟子のドムトゥン(1006-1064)が1056年に創建。アティーシャの遺骨も祀ったという。集まった僧侶集団がカダム派を形成する。カダム派衰退と共に15世紀初頭にゲルク派となる。ラデン寺。ラディン寺。熱振寺。 *[[ラモ寺]]:ラサ *[[リウォチェ寺]]:チベット自治区チャムド市リウォチェ県リウォチェ鎮。タクルン派の第二の拠点。カム地方で最も有力な寺院の一つ。タクルン寺4世の桑吉温(1251-1296)は一年で退任してこの地に来て、1277年にリウォチェ寺を建てたという。文化大革命で破壊。1986年再建。吉仲活仏、帕確活仏(龐球活仏)、夏仲活仏の三人の化身ラマの座所。類烏斉寺、揚貢寺、查傑馬、格培林。 *[[サムイェー寺]]:ダナン。779年、ティソン・デツェン王が創建。チベット最古の本格的仏教僧院とされる。インドのオーダンタプリー寺院を模して建てられた。794年にはサムイェーの争論が行われた。 *[[アチェンガル寺]]:カム地方。四川省カンゼチベット族自治州白玉県阿察鎮。亜青寺。 *[[ラルンガル寺]]:カム地方。四川省カンゼチベット族自治州色達県洛若鎮。4万以上の修行小屋が立ち並ぶ。色達喇榮五明仏学院。 *[[チャムパリン寺]]:カム地方。チベット自治区チャムド市カルプ区城関鎮。強巴林寺 *[[梅里雪山]]:カム *[[デルゲ寺]]:チベット・デルゲ *[[タントゥク寺]]:チベット・ツェタン *[[トリン寺]]:チベット・ツァンダ。西チベットの中心的寺院 *[[カチャル寺]]:チベット・プラン *[[タシルンポ寺]]:シガツェ。パンチェンラマの座所。ゲルク派六大寺院の一つ。 *[[ラルン寺]]:シガツェ *[[ナルタン寺]]:シガツェ *[[サンプ寺]]:シガツェ *[[ジョナン寺]]:シガツェ *[[白居寺]]:シガツェ *[[ゴル寺]]:シガツェ市サムドゥプツェ区曲美郷。ゴル派の本拠地だった。多くの曼荼羅が伝わったことで知られる。ゴル・エワム・チューデン寺。俄爾寺、鄂爾寺、俄艾旺寺、俄艾旺曲登寺、俄艾旺卻第寺。ゴル僧院とも。 *[[ポカン寺]]:ギャンツェとシガツェの中間点付近に位置するという。シャーキャシュリーバドラが滞在した旧跡。 *[[タール寺]]:ルシャル。ツォンカパの生誕地。ゲルク派六大寺院の一つ。アジャ・ホトクトの座所。 *[[ソンツェリン寺]]:シャングリラ *[[タクテンプンツォクリン寺]]: *[[ツェルグンダン寺]]: *[[ラプラン寺]]:夏河。ゲルク派六大寺院の一つ。*[[コンカル寺]]:チベット自治区ロカ市(山南市)ゴンカル県。コンカル派の拠点。 *[[蔵王陵]]:チョンジェ *[[キルティ寺]]:アムド *[[文成公主廟]]:アムド *[[三神山]]:稲城 *[[グゲ王宮]]:ツァパラン *[[シャンション寺]]:ガリ地区 *[[デンサ・ティル寺]]:チベット・山南。パクモドゥ派の拠点。丹薩替寺。 *[[ツェタン寺]]:ツェタン。デンサ・ティル寺から移ったパクモドゥ派の拠点。沢当寺。 *[[バトン寺]]:四川省アバ・チベット族チャン族自治州壤塘県。石刻大蔵経が有名。棒托寺。 *[[四川・大蔵寺]]:中国四川省アバチベット族チャン族自治州バルカム市 *[[仰華寺]]:アムド地方。中国青海省海南チベット族自治州共和県恰卜恰鎮。「ダライラマ」号の発祥の地。廃絶。1578年、アルタン・ハンがソナム・ギャツォ(ダライラマ3世)を招き「ダライラマ」の号を献じたのがこの場所とされる。 ===中国=== *[[大護国仁王寺]]:北京 *[[雍和宮]]:北京市。[[重点寺院]] *[[西黄寺]]:北京市朝陽区。重点寺院。清浄化城。 *[[東黄寺]]:北京市。廃絶。 *[[北京・大慈恩寺]]:中国北京市西城区什刹海。廃絶。海印寺。 *[[五台山]]:山西省忻州市五台県台懐鎮にある、文殊菩薩の霊山。中国仏教四大霊山の一つ。100あまりの寺院がある。清涼山ともいう。ダライ・ラマ13世が清末に訪れている。 **[[塔院寺]]:五台山の5つの峰に囲まれた地にある町「台懐鎮」にある。霊鷲峰の麓にある。伽藍の中心となる大白塔は五台山のシンボル的存在として認知されている。元は顕通寺の一院「閣院」であったが、のち独立してチベット仏教寺院となる。重点寺院。 **[[菩薩頂]]:五台山台懐鎮の「霊鷲峰」の頂上にある。北魏孝文帝の時代に創建されたとされ、清の康煕年間に再建されチベット仏教に改宗。民国時代までダライ・ラマから6年ごとに派遣された高僧ジャサク・ラマが住し、全山のチベット仏教僧侶を監督した。重点寺院。真容院。大文殊寺。 **[[殊像寺]]:山内最大の文殊菩薩像がある。重点寺院 **[[羅睺寺]]:唐代の創建と伝える。のちチベット仏教に改宗したらしい。名前は羅睺羅とは関係なく、修復した2人のチベット人の名。 観音洞:重点寺院。 **[[鎮海寺]]:清の乾隆年間の創建。章嘉国師塔あり。 *[[外八廟]] **[[普寧寺]]:重点寺院。サムイェー寺を模したという。 **[[普陀宗乗之廟]]:ポタラ宮を模して建てられた。 *[[広仁寺]]:中国陝西省西安市蓬湖区(長安)。重点寺院。 *[[易県・永福寺]]:中国河北省保定市易県。清西陵の東にある。 ===モンゴル=== *[[ガンダンテクツェンリン寺院]]:ウランバートル *[[オトゴンテンゲル山]]:山自体が金剛手菩薩の化身。1779年、清の皇帝の命令で祭祀が始まる。1924年の社会主義政権成立まで続く。2004年4月から大統領参加の祭祀が始まる。 *[[ザヤ廟]]:アルハンガイ県ツェツェルレグ *[[エルデニズー寺院]]:ウブルハンガイ県カラコルム。外モンゴル最古の寺院。 *[[アマルバヤスガラント寺院]]:セレンゲ県。慶寧寺。清朝の命令で、ジェプツンダンバ2世が創建した。 *[[マンズシル寺院]]:トゥブ県ゾーンモド北郊ボグド山 *[[七大召]]:中国内モンゴル自治区フフホトにある大寺の格式を持った七寺院。 *[[八小召]]:中国内モンゴル自治区フフホトにある小寺の格式を持った八寺院。 *[[大召寺]]:中国内モンゴル自治区フフホト市フフホト。七大召の一つ。 *[[席力図召寺]]:中国内モンゴル自治区フフホト市フフホト。席力図召、延寿寺、シレート・ジョーともいう。七大召の一つ。 *[[五塔寺]]:フフホト。慈燈寺、トーウンソゥブガ・ジョー *[[小召寺]]:フフホト。バガ・ジョー *[[内モンゴル・広福寺]]:中国内モンゴル自治区百霊廟。通称は百霊廟。内モンゴルの四大寺院の一つ。 *[[貝子廟]]:中国内モンゴル自治区シリンホト市。崇善寺とも。内モンゴルの四大寺院の一つ。 *[[五当召]]:中国内モンゴル自治区包頭市。ジャバラント山の麓にある。内モンゴル最大規模の寺院。 *[[普会寺]]:中国内モンゴル自治区包頭市。シラムレン廟。内モンゴルの四大寺院の一つ。 *[[善因寺]]:中国内モンゴル自治区ドロンノール *[[彙宗寺]]:中国内モンゴル自治区ドロンノール *[[アルシャー・延福寺]]:中国内モンゴル自治区アルシャー盟アルシャー左旗バヤンホト鎮。アルシャー八大寺の一つ。 *[[葛根廟]]:内モンゴル自治区興安盟ホルチン右翼前旗葛根廟鎮 *[[梵宗寺]]:内モンゴル自治区赤峰市オンニュド旗オダンバルガス。古建築が残る。北大廟。化身ラマ丹迥冉納班雑の座所。 *[[瑞応寺]]:遼寧省阜新市阜新モンゴル族自治県仏寺鎮。ポタラ宮になぞらえて「小ポタラ宮」とも呼ばれた。東のチベットという意味で「東蔵」とも呼ばれる。化身ラマのチャガン・ティヤンチ・ホトクトの座所。 ===ブリヤート=== ===マンチュリア=== *[[実勝寺]]:中国遼寧省瀋陽市。パスパ造立の大黒天像を奉安していた。清朝皇室とゆかりが深く、皇寺と呼ばれる。 *[[護国延寿寺]]:遼寧省瀋陽市和平区北市場街道。西塔。 *[[護国法輪寺]]:遼寧省瀋陽市皇姑区北塔街道。北塔。 *[[護国永光寺]]:遼寧省瀋陽市大東区東塔街。東塔。 *[[護国広慈寺]]:遼寧省瀋陽市瀋河区南塔公園。南塔。 ===ブータン王国=== *[[サンドペルリ寺]]:ブータン王国。パドマサンバヴァの旧跡 *[[ゴムコラ寺]]:ブータン王国。パドマサンバヴァが瞑想した巨岩がある。 *[[クルジェ寺]]:ブータン王国。パドマサンバヴァが最初に布教したのがこの地という。王室の葬儀を司る。 *[[キチュ寺]]:ブータン王国。 *[[チミ寺院]]:ブータン王国。 *[[ジャンペ寺]]:ブータン最古の寺院。627年にチベットのソンツェンガンポ王が創建した108の寺院の一つとされる。 *[[タクツァン寺]]:ブータン王国。 *[[チャンガンカ寺]]:ブータン王国。 *[[デチェンポダン寺院]]:ブータン王国。 *[[トンサゾン]]:ブータン王国。 *[[ドゥプトプ寺]]:ブータン王国。 *[[パロゾン]]:ブータン王国。 *[[パンリザンパ寺]]:ブータン王国。 *[[チョモラリ山]]:ブータン王国。 *[[タシチョゾン宮殿]]:ブータン王国。 *[[メモルアルチョルテン]]:ブータン王国。 ===シッキム=== *[[シッキム王宮]] *[[エンチェイ寺院]]:王都ガントクを代表する寺院。 *[[サンガチューリン寺院]]:シッキムで最古の寺院 *[[タシディン寺院]]:シッキムで最も重要なチベット仏教寺院。1716年の創建。 カテゴリ *[[ダブディ寺院]]:シッキム最古の寺院 *[[ツクラカン寺院]] *[[ペマヤンツェ寺院]]:シッキムで最も重要なチベット仏教寺院。1697年に創建。シッキムで二番目に古い。 *[[グーム寺院]]:西ベンガル州ダージリン。ゲルク派。1850年創建。高さ5mの弥勒菩薩像がある。イガチョリン寺院。 *[[ブティアブスティ寺院]]:西ベンガル州ダージリン。カギュ派。1879年創建。1930年代の地震で被災。『死者の書』の原本を所蔵。 ===ラダック=== *[[アルチ寺院]]:ラダック *[[ニャルマ寺院]]:ラダック *[[ラマユル寺院]]:ラダック *[[タボ寺院]]:スピティ *[[ピャン寺院]]:ラダック *[[ナムギャルツェモ寺院]]:ラダック・レー ===ネパール=== *[[スワヤンブナート寺院]]:カトマンズ。国内最古の寺院で、国内でもっとも重要なチベット仏教寺院。 *[[ヒラニャヴァルナマハヴィハル寺院]]:パタン。通称「黄金寺院」。 ===亡命寺院=== *[[亡命ネチュン寺]]:ダラムサラ *[[亡命キルティ寺 *[[亡命ツルプ寺]]:シッキム。ルムテク *[[亡命サンガチューリン寺]]:西ベンガル州ダージリン *[[亡命セラ寺]]:カルナータカ州ムンゴット *[[亡命デプン寺]]:カルナータカ州ムンゴット *[[亡命タシルンポ寺]]:カルナータカ州バイラクッペ *[[亡命ガンデン寺]]:カルナータカ州 *[[亡命シェチェン寺]]:ネパール[[カトマンズ]] ==宗派== *[[ゲルク派]] *[[ニンマ派]]:パドマサンバヴァを開祖とする。 *[[カギュ派]]:マルパと、チベットの詩聖とされるミラレパを開祖とする。 **シャン派:キュンポ・ケートゥプ。教団は現存しない。 **タクポ派:ガムポパ系の総称 **ツェル派:ガムポパの弟子ツゥンドゥー・タクパ。 **バロム派: **[[カルマ派]]:最大流派。ガムポパの弟子トゥースム・キェンパ。 **[[パクモドゥ派]]:ガムポパの弟子ドルジェギェルポ。政権を築く。 **ディクン派:ドルジェギェルポの弟子リンチェン・ベル。1285年から1291年まで元朝に反乱を起こすが鎮圧される。 **ドゥク派:ドルジェギェルポの孫弟子のツァンパ・ギャレー、イェシェー・ドルジェ。 **北ドゥク派: **南ドゥク派:ガワン・ナムゲル。ブータン王国の国教。 **タクルン派:タンパ・チェンポ。 **ヤーサン派:教団は現存しない。 **トプ派:教団は現存しない。 **シュクセプ派:教団は現存しない。 **イェル派:教団は現存しない。 **マルツァン派:教団は現存しない。 **リンプン派: *[[サキャ派]]:政権を築く。 **ゴル派:クンガーサンポ(1382-1456)が開祖。 **ツァル派:ロセル・ギャツォ(1502-1566)が開祖。 **コンカル派:クンガー・ナムギェル(1432-1496)が開祖。ゾン派とも。 *[[カダム派]]:アティーシャ、ドムトゥンが開祖。 *ジョナン派:チョナン派 ==化身ラマ== 化身ラマはチベット仏教独自の法統の継承制度と信仰。所定の手続きに従い、継承者を決める。カルマパに始まるという。全ての宗派が採用しているわけではなく[[サキャ派]]座主は転生制度を採用せず、一族の世襲。チベット語ではトゥルク、モンゴル語ではフビルガンと呼ばれる。中国語では俗に活仏といい、未成年の時には霊童と呼ぶ。尊称としてリンポチェやホトクトを用いることもある。転生ラマとも。 ===チベット=== *[[ダライ・ラマ]](Dalai Lama、達頼喇嘛):ゲルク派:[[トゥルナン寺]]:[[ツクラカン寺_(ダラムサラ)]]:チベット仏教およびチベットの最高指導者で法王とも呼ばれる。ゲルク派の首位。インドに亡命。[[観音菩薩]]の化身。 *パンチェン・ラマ(Panchen Lama、班禅喇嘛):ゲルク派:[[タシルンポ寺]]:([[亡命タシルンポ寺]]?):[[阿弥陀如来]]の化身。ダライラマと中国政府が別の人物を指名して2人いることになっている。 *アジャ・ホトクト(Arjia Hotogtu、阿嘉呼図克図):ゲルク派:[[タール寺]]:アメリカ?:開祖[[ツォンカパ]]の父親の転生。 *カルマパ(Karmapa、噶瑪巴):[[カギュ派]]:[[ツルプ寺]]:[[亡命ツルプ寺|ルムテク寺]]:カルマ派(カギュ派の中の最大派閥)の教主。観音菩薩の化身。黒帽ラマと呼ばれる。 *シャマルパ(Shamarpa、夏瑪巴):カギュ派:[[ヤンパチェン寺]]:ルムテク寺?:カルマ派の次席僧侶。阿弥陀如来の化身。赤帽ラマ。 *タイシトゥ(Tai Situ、大司徒) ===ブータン=== *ダルマ・ラジャ(Dharma Raja)?:シャブドゥン・ンガワン・ナムゲル(Zhabdrung Ngawang Namgyel、1594-1651)の化身??? *ペリング・ソントゥルル(Peling Sungtrul):ニンマ派:ガンテー寺:ペーマリンパの化身。ペーマリンパ(Pema Lingpa、貝瑪林巴)(1450-1521)は埋蔵宝転発掘者。パドマサンバヴァあるいはロンチェン・ラプジャンパの化身とされた。ギェルワラナンパの家系に生まれた。ペツェリン寺、タムシン寺、クンサンダ寺などを創建した。ガンテー寺にはペーマリンパの供養塔がある。パドマ・リンパ。 *ペリング・トゥクサイ(Peling Thuksay):トゥクサイ・ダワ・ギエルシェン(Tukse Dawa Gyaltsen、1499-1586)(ペーマリンパの子)の化身 *ペリン・ギャルセ(Peling Gyalse):ガンテ・トゥルク(Gangteng Truelku)の名でも知られる。[[ガンテ寺院]]座主。ギャルセ・ペマ・ティンレー(Gyalse Pema Thinley、1564-1642)(ペーマリンパの孫)の化身。 ===モンゴル=== ジェプツンダンバ・ホトクトが外モンゴルの首座、清朝国師を務めたジャンギャ・ホトクトが内モンゴルの首座にあったがジェプツンダンバへの崇敬は全モンゴルに行き渡っていたという。清朝時代には朝廷は、多くの信者(シャビナル)を抱える有力な化身ラマに対して行政権を与えた。この時渡した証書を「印信」と呼び、行政権を持つ「印信ホトクト」は清末までに外モンゴルだけで13人いたという。 *ジェプツンダンバ・ホトクト(Jebtsundamba Khutuktu、哲布尊丹巴呼図克図):ゲルク派:[[イヘフレー]]:ー:外モンゴルでの最高指導者。ターラナータの転生とされる。印信ホトクト。移動式寺院のイレフレーが拠点であり、やがて定着して[[ガンダン寺]]となり、その周辺に形成されたのが現在の首都[[ウランバートル]]である。モンゴル独立時には一時的に君主ともされた。通称ボグドゲゲーン、オンドゥルゲゲーン。 *ザヤ・パンディタ・ホトクト(Zaya Pandita Khutuktu、咱雅班第達呼図克図):外モンゴル二位?印信ホトクト。ハルハ三大化身僧の1人。1世のロサンチンレー(1642-1715)はジェプツンダンバ1世の弟子。オイラトのザヤ・パンディタの名にちなんで名付けられたという。1701年頃、現在のブルガンスムに[[ザインフレー寺]]を創建。1737年、遊牧ラマ旗が認められる。通称ザインゲゲーン。ノヨン・フトクト。「ザインゲゲン伝考証」[https://dl.ndl.go.jp/pid/12287528/1/209] *エルデニ・パンディタ・ホトクト(Erdeni Pandita Khutuktu):外モンゴル3位?印信ホトクト。ハルハ三大化身僧の1人。1世のロサンテンジンギェルツェン(1639-1703)はジェプツンダンバ1世の弟子。1662年、「エルデニ・パンディタ・ホトクト」号をジェプツンダンバから賜る。1681年寺院創建。1691年、康熙帝から「エルデニ・パンディタ・ホトクト」号を改めて賜る。1694年、ジェプツンダンバから新たに「ケンボーノモンハーン」号を授けられる。フトクトまたはラムインゲゲーンと呼ばれるのはこれ以降のことという。通称ラミンゲゲン、ラミンゲゲーン、ラマインゲゲーン。ラミンゲゲーン寺が拠点。エルデネ・バンディッタ・ホトクト。「ラマインゲゲーン考」[https://dl.ndl.go.jp/pid/7959620/1/25] *ジャルハンズ・ホトクト(Jalkhanz Khutagt、扎勒堪扎呼図克図):印信ホトクト。ウリヤスタイを拠点とする。モンゴル独立時には首相となった。 *ナローバンチェン・ホトクト(那魯班禅呼図克図):ナローバンチェン寺院:ハルハ十三大化身ラマの1人。6世プレヴジャブは1937年弾圧の凶弾に倒れた。7世ダンザンルフンデブ(1993-)。モンゴル科学技術大学卒。ナルバンチン?ナロバンチン?印信ホトクト? *ディロワ・ホトクト(Diluv Khutagt、迪魯瓦呼図克図):ナローバンチェン・ホトクト5世の次席。5世(1884―1965)は、アメリカに亡命してモンゴルの国連加盟のためにロビー活動を展開。 *ツェレンドンドブ?:ミラレパの化身。ミロ聖 *ヤルゴーグスン・ホトクト・ロブサンサンドブ:印信ホトクト。 *チン・スジクト・ノモン・ハン:印信ホトクト。 *ノモン・ハン・ホトクト:印信ホトクト? *ハンバ・ノモン・ハン? *ノモン・ハン・エルデニ・ハンバ? *エルデニ・メルゲン・ノヤン・ホトクト:印信ホトクト。 *ユグゼル・ホトクト:印信ホトクト。 *ナラン・ホトクト:印信ホトクト。 *シバ・シレート・ホトクト:印信ホトクト。 *ノヤン・ホトクト:印信ホトクト。 *ゲレグ・ノヤン・ホトクト? *ホトクト・ザサグ・ラマ *サマディ・バクシ? *ジャンギャ・ホトクト(章嘉呼図克図、Changkya Khutukhtu):内モンゴル第一の化身ラマ。清朝の国師。 *ガンジュルワ・ホトクト(甘珠爾巴呼図克図):内モンゴルの高位転生ラマ。
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