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楼観台
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2016年6月14日 (火) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
楼観台(ろうかんだい)は、隋唐首都の長安であった陝西省西安市郊外の終南山にある道観。道教全国重点宮観。
開元29年(741)、玄宗は老子の霊夢を見て「私の肖像が長安の西100里あまりのところにあるから探しなさい。興慶宮で会おう」と託宣したという。そこで探索させると、楼観台のあたりで老子像を発見。興慶宮に迎え入れた。この像を元に画像を製作し、各地の開元観に奉安させた。これに合わせて、長安興慶宮では国家安泰を願う金籙斎(きんろくさい)が執行され、楼観台では、老子を含む皇室祖先を祀る黄籙斎(こうろくさい)が行われた。