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唐招提寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2017年2月14日 (火) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
唐招提寺(とうしょうだいじ)は、奈良県奈良市にある南都仏教の本山寺院。本尊は、毘盧舎那如来。唐僧鑑真が創建した日本律宗発祥地の一つである他に、仏舎利信仰の聖地でもある。官寺十五大寺の一つ(七大寺には入らない)。中世には貞慶や覚盛が入り、復興。象耳泉奘以後は、泉涌寺と兼務することもあった。平城宮朝集殿を移築した講堂が残る。戒壇院がある。現在の御影堂は、興福寺一乗院宸殿を移築したもの。鎮守は、水鏡神社。律宗唐招提寺派総本山。唐招提寺関連旧跡も参照。招提寺、建初律寺。
歴代長老
- 1鑑真(688-763):
- 2法載(生没年不詳):来日僧。
- 3義静(生没年不詳):来日僧。
- 4如宝(?-815):来日僧。
- 5豊安(764-840):初の日本人長老。
- 6真璟(生没年不詳):
- 7戒勝(生没年不詳):
- 8寿高(生没年不詳):
- 9増恩(生没年不詳):
- 10安談(生没年不詳):
- 11喜寛(生没年不詳):
- 12暦〓(生没年不詳):歴〓とも。「〓」は「りっしんべん」に「宗」
- 13空茂(生没年不詳):雲茂とも。
- 14戒光(生没年不詳):
- 15一般老徳(生没年不詳):実名不詳。実範が出会った唐招提寺の老僧。
- 16実範(?-1144):
- 17蔵俊(1104-1180):教明房。興福寺興善院を創建。『因明論大疏』など。
- 18覚憲(1131-1212):興福寺別当。壺坂僧正
- 19貞慶(1155-1213):
- 20戒如(生没年不詳):覚盛や叡尊の師。
- 21覚盛(1194-1249):中興1
- 22証玄(1220-1292):中興2。円律房。円律玄と呼ばれる。
- 23真性(1236-1304):中興3。勝順房。証玄に師事。
- 24道御(1223-1311):中興4。法号は修広。法金剛院、壬生寺、清凉寺を中興。融通念仏を広める。
- 25尋算(1228-1306):中興5。勤性房(勒性房)。
- 26円証(生没年不詳):中興6。字は了寂。証玄に師事。
- 27信乗(生没年不詳):中興7。字は律受。証玄に師事。密教も修す。
- 28凝然(1240-1321):中興8。円照、証玄に師事。『八宗綱要』の著者。示観国師。
- 29覚恵:中興9
- 30慶円(?-1341):中興10。円照に師事。寂禅房。松橋流密教を伝える。
- 31覚凝:寂心房。鎌倉極楽寺長老。
- 32宗真:
- 33尋慧:覚禅房
- 34重海:
- 35剣智:
- 36源秀:叡尊の弟子とは別人か
- 37賢誉:
- 38会円:
- 39道海:
- 40良猷:
- 41隆恵:
- 42理宗:
- 43窮源:
- 44元恵:
- 45重助:
- 46源智:
- 47賢意:
- 48教林顕一:
- 49任宗:
- 50弘源:
- 51実誉:
- 52忠尋:
- 53良恵:
- 54良海(1411-1496):
- 55源祐:
- 56舜盛(?-1545):
- 57象耳泉奘(1518-1588):号は寛順。今川家の出身。西大寺高範に師事。泉涌寺長老。正親町天皇に授戒。筒井順慶の菩提寺の伝香寺を創建。
- 58凝海:
- 59照珍(1555-1628):字は賓囿。号は玉英。河内国出身。津田氏。泉奘に師事。徳川家康に召されて宗要を問われる。泉涌寺長老。法金剛院住職。
- 60照蛍:
- 61賢照:
- 62義海:
- 63円巌玉周(生没年不詳):
- 64実海:
- 65智堂照峰:1700年(元禄13年)入寺
- 66照見:
- 67照山恵晃(1656-1737):浜岡家出身。玉周に師事。泉涌寺長老。顕密のほか、倶舎、唯識、悉曇、因明に通ず。著書『枳橘易土集』。
- 68随応:
- 69元庭:
- 70英谷:
- 71大千照洲:玉周に師事。
- 72元廓:
- 73照充:
- 74玉豊:
- 75宝静誉淳(1765-1844):飛鳥井雅重の子。寺門派の天台僧として出家するが、讒訴に会い破門となる。その後、慈雲に師事。唐招提寺に入り、焼失した五重塔の残材で鑑真像を多数造立。関係寺院に与えた(高山寺、法金剛院に現存)。「古瓦譜」を作成。
- 76北川本常(1810-1882):
- 77道静:豊安の弟子とは別人
- 78常覚:
- 79大森覚明:
- 80北川智海(1864-1946):自坊は壬生寺。「海」は「毎」の下に「水」。
- 81森本孝順(1902-1995):自坊は講御堂寺
- 82遠藤証円(遠藤證圓)(1938-):
- 83川井戒本(1922-):自坊は法金剛院。
- 84益田快範(?-2013):自坊は安養院
- 85松浦俊海(1934-):自坊は壬生寺
- 86堀木教恩(?-2013):自坊は念仏寺
- 87石田智円(石田智圓)(1935-):自坊は西方院
- 88西山明彦(1951-):自坊は伝香寺
- 79代までは『望月仏教大辞典』に基づく
- 遠藤證圓『鑑真和上 私の如是我聞』など参照。
典籍
- 『招提千歳伝記』