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求菩提山
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2018年2月1日 (木) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
求菩提山(くぼてさん)は、福岡県豊前市にある霊山。英彦山六峰の一つ。標高782m。
目次 |
歴史
継体天皇20年、猛覚卜仙が開山。慶雲元年、役小角が登拝。 養老4年(720)、行善が山を開き、白山権現を祭り、護国寺を建てたとされる。のち平安時代末期の保延年間、頼厳という天台僧が護国寺を復興。 求菩提山の修験道を確立したとされ、銅板法華経(現存)を作ったことでも知られる。
中世には多数の経塚が築かれた。 大内氏の庇護を得て大永7年()12月、求菩提山法度を制定。
慶長頃から細川家の影響下となり、細川一族の法菩提院道閑が東寺にいながら求菩提山支配を兼務した。 元禄年間、小倉藩主小笠原の甥の小笠原内記が求菩提山座主に就任し、智徳院道達と称した。 以後、世襲し、藩主から150石を与えられた。 近世には聖護院の支配下にあった。 明治の修験道廃止、神仏分離で国玉神社が残った。 昭和50年から遺跡の調査が行われている。
一覧
- 上宮地区
- 豊前・国玉神社上宮:拝殿は平成3年の台風で倒壊。
- 磐座:上宮の裏にある。
- 護摩場:護摩壇は見つかっていないが重要な聖地だったらしい
- 辰の口:蒸気が上がる。大日如来が出現したとも
- 中宮地区
- 鳥居畑
- 鳥居
- 仁王門
- 座主墓地:小笠原系の座主の墓地
- 山伏墓地:
- 玄冲塚:御霊神となった玄冲を祀る塚
- 玄海墓:
- 毘沙門堂:豊照神社
- 役行者堂
- 山王社
- 大行事社
- 琴毘羅神社:
- 愛宕神社:
- 次郎坊天狗社
- 獅子の口
- みそぎ場
- 宝塔:頼厳の供養塔とも。国東型の石塔
院坊
- 上谷
- 中谷
- 下谷
- 杉谷
- 学王院:座主坊。神護寺とも。
- 岩屋坊:杉谷にある。建物は現存。昭和40年頃まで居住。
- 安浄寺:山伏の葬儀を行った。跡地には地蔵菩薩と三十三観音が建てられている。
- 西谷
- 南谷
- 北谷
- 鬼石坊:
- 滝蔵坊:建物は現存。
- 聖体坊:聖躰坊
- 如法寺:現在は黄檗宗寺院。六峰の一つ。本尊は如意輪観音。宇都宮信房の中興。江戸時代初期、天台宗から黄檗宗となる。常在山。
岩窟
- 大日窟:五窟の一つ。金剛窟とも。金剛界大日如来像が祀られていた(求菩提資料館に現存)。
- 普賢窟:五窟の一つ。胎蔵窟とも。銅板法華経を発見。奥の方から水が落ちるような音が聞こえるという。水分神を祀ることもあった。
- 多聞窟:五窟の一つ。
- 吉祥窟:五窟の一つ。法華窟、千手窟とも。昭和初期まで法華経経筒が収められていた。窟の前には千手観音を祀っていた堂がある。
- 阿弥陀窟:五窟の一つ。表に阿弥陀如来、裏に地蔵菩薩を彫った石仏があった。
- 朝日窟:板碑がある。小さい窟。
- 緑ケ岩屋:
- 不動窟:三重石塔がある。
- 岩洞窟:狗ケ岩屋とも。薬師如来を祀る。天井壁画がある。石造の多宝塔、五輪塔、妙見像などがある。
- 奥之院:中宮地区そばにある人為的に作られた窟。行者窟とも。
- 小笠原忠真の供養塔
その他
- 犬ケ岳:
- 飯森神社:
- 飯盛山東光寺:六峰の一つ。
- 松尾山:六峰の一つ。
- 稲積六神社:大分県宇佐市。
- 妙楽寺:大分県宇佐市。曹洞宗。稲積六神社の社僧。頼厳の墓がある。
資料
- 重松敏美『豊州求菩提山修験文化攷』
- 求菩提山文書:『福岡県史資料』所収。
- 求菩提山雑記
- 求菩提山縁起