出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
善光寺大勧進(ぜんこうじ・だいかんじん)は、長野県長野市の善光寺の二つある本坊の一つを務める天台宗寺院(もう一つは大本願)。本尊は善光寺如来。天台宗延暦寺派別格大寺。本多善光を開祖とする。社寺の維持造営のために資金調達を行う職のことを勧進職や本願職と言い、大勧進、大本願の名前もこれに由来すると思われる。
組織
大勧進歴代
- 尭淳まで「善光寺別当伝略」(『蕗原拾葉』所収)[1]に基づく。この史料は幕末維新期に大勧進に仕えた学者の岩下貞融が編纂したもの。大勧進を顕彰する立場から古記録をつなぎ合わせて歴代として記したもの。大勧進歴代をそのまま「善光寺別当」だったとみなしている。
- 一方、1922年(大正11年)『善光寺史研究』[2]によると、信頼できる大勧進の歴代一覧は1769年(明和6年)の「御本坊代々之覚」が最古だという。これは秀慶から香雲まで記す。『善光寺史研究』は岩下貞融の研究が大勧進優位で偏っていると批判するために書かれたもの。