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陸奥・広峰神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年4月28日 (日)
広峰神社(ひろみね・じんじゃ)は青森県青森市浪岡北中野天王にある牛頭天王信仰の神社。祭神は須佐之男命。大嘗祭で使った草履を蔵する。長慶天皇の陵の伝承地がある。村社。天皇社、天王社、祇園社とも。
歴史
807年(大同2年)、坂上田村麻呂が創建。1558年(永禄1年)、南朝北畠家末裔の北畠具永が祀ったともいう。後醍醐天皇の「緒太」(草履)が収められたといい、即位式や大嘗祭で使ったものという。
また御廟社とも呼ばれ、長慶天皇陵ともいわれたから長慶天皇を祭神とする説もあったのだろう。 1873年(明治6年)、国学者安濃恒生(のち阿部野神社宮司)が長慶天皇陵として教部省に建議している。 (日本歴史地名大系)