出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2021年1月9日 (土)
がんせんどう廃寺は、京都府京都市伏見区深草谷口町にあった古代寺院。
平安京郊外の深草にあった。龕前堂廃寺。
寺院跡の存在は古くから知られていた。遺物などから平安時代初期の遺跡と考えられている。
江戸時代には同地の谷口古墳が桓武天皇陵だと考えられ、
この寺院跡は桓武天皇陵内にあったとされる伏見・報恩寺に比定されることもあったが確証はない。
1966年(昭和41年)に土取工事のため遺跡の大半は破壊された。
(日本歴史地名大系)