出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年11月26日 (火)
京都府京都市伏見区深草にある桓武天皇陵の推定地。谷口古墳。桓武天皇菩提寺の深草・浄蓮華院に隣接。
歴史
江戸時代前期、現在と異なり、深草の谷口古墳が桓武天皇陵と考えられており、幕府の行った「元禄の修陵」でもここが修復の対象とされた。
のち延暦寺が最澄の遠忌事業として陵墓に柵を設けた。
そして文政4年(1821)に隣接地に深草・浄蓮華院を創建した。
しかし、陵墓研究が進むにつれ、候補地から外れ、幕末の「文久の修陵」では所在地不明として修復されなかった。