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サンロレンツォフォリレムーラ大聖堂
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年10月7日 (土)
サン・ロレンツォ・フォリ・レ・ムーラ大聖堂は、ローマにある、殉教者ロレンツォ(ラウレンティウス)の墓の上に築かれたカトリックの大聖堂。ローマの七大巡礼聖堂の一つ。城壁外の聖ラウレンティウス大聖堂。
助祭ロレンツォは258年、皇帝ヴァレリアヌスの時代に鉄格子の上で焼き殺されたとされる。そのカタコンベの上に330年頃、皇帝コンスタンティヌスが聖堂を創建した。その後、巡礼者が殺到したことから、6世紀末の教皇ペラギウス2世の時代にふさわしい伽藍に改築された。その後13世紀諸島、教皇ホノリウス3世のとき、大規模な増築が行われた。祭壇の下の地下祭室にはラウレンティウス、ステファヌス、ヒポリトゥスの聖遺物が収められている。
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参考文献
- 浅香正監修『季刊文化遺産17 ローマ古寺巡礼』