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ファーティマ朝
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年8月20日 (木)
ファーティマ朝はカイロを首都としたイスラム王朝。西暦909年(回暦296年)に始まり、西暦1171年(回暦567年)まで。最初のシーア派国家で、その一派イスマイール派を母体とした。アッバース朝に対抗して君主をカリフと称した。 滅亡後はスンニ派のアイユーブ朝がエジプトを支配した。
歴代カリフ
- 1ウバイド・アッラーフ[`Ubayd Allāh al-Mahdī](873-934)<909-934>:ムハンマドの娘ファーティマの子孫(アリー家)を称す。王朝の名称はこれに由来する。チュニジアのマハディアに首都を置いた。
- 2カーイム[Al-Qa'im](893-946)<934-946>:
- 3マンスール[al-Manṣūr, Ismā‘īl](913-953)<946-953>:新都マンスーリーヤを建設。
- 4ムイッズ[al-Mu‘izz li-Dīn Allāh](931-975)<952-975>:972年、カイロ遷都。
- 5アズィーズ[al-`Azīz](955-996)<975-996>:アジーズ。ファーティマ朝の版図が最大になった。
- 6ハーキム[al-Ḥākim bi-Amr Allāh](985-1021)<996-1021>:ハーキムモスクを建設。ドゥルーズ派で神格化されている。同派ではガイバ(お隠れ)を行っているとされ、いずれ救世主として再臨するとしんじられている。
- 8ムスタンシル[al-Mustanṣir](1029-1094)<1036-1094>:
- 9ムスタアリー[Al-Mustaʽli](1074-1001)<1094-1101>:
- 10アーミル[Al-Amir bi-Ahkam Allah](1096-1130)<1101-1130>:
- 11ハーフィズ[Abd al-Majīd al-Ḥāfiẓ](1074?-1149)<1130-1149>:
- 12ザーフィル[al-Ẓāfir](1133-1154)<1149-1154>:
- 13ファイーズ[al-Fā'iz](1149-1160)<1154-1160>:
- 14アルアーディド[al-'Āḍid](1151-1171)<1160-1171>: