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丹那神社

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年5月29日 (月)

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丹那神社は静岡県熱海市西山町にある招魂社。祭神は、丹那トンネル工事の事故犠牲者67柱と、大地主命大己貴命手力男命豊岩門戸命・櫛岩門戸命。来宮神社の神職が祭祀しているようだ。事故災害殉難者奉斎招魂社

丹那トンネル(丹那隧道)は、東海道本線の熱海駅函南駅間にある全長7804mのトンネル。 1918年起工で1934年開通。1921年4月1日には東口で大規模な崩落事故が発生し、生き埋めになった16人が死亡。 6月26日、鉄道大臣も出席して慰霊祭を執行した(『熱海線丹那山隧道一部崩壊紀事』[1]) 鉄道省熱海線建設事務所が神式で実施。斎主は伊豆山神社宮司が務めた。続いて鉄道工業株式合資会社により仏式で追悼法要を営んだ。導師は浄土宗誓欣院住職。 慰霊祭に先立ち、伊豆山神社宮司を斎主に「隧道神社」を鎮座(地鎮祭?)。この時の祭神は大地主命など5柱のみであり、犠牲者は祭神には入っていない。 事故犠牲者が合祀された時期と丹那神社に改称した時期は不明だが、トンネル開通時の1934年12月1日には「丹那神社」と呼ばれ、犠牲者17人(ママ)が合祀されていた(東京朝日新聞同日付[2])。その後、時期は不明だが、1924年の西口湧水事故、1930年の北伊豆地震崩落事故などの犠牲者合計51柱も合祀した(丹那神社奉賛会ウェブサイト[3])。

http://shinden.boo.jp/wiki/%E4%B8%B9%E9%82%A3%E7%A5%9E%E7%A4%BE」より作成

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