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仁和寺宮家の祭祀
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年3月28日 (火)
(仁和寺宮から転送)
仁和寺宮は、仁和寺の門跡を務めた宮家。総法務宮とも呼ばれた。還俗して小松宮家、小松侯爵家となった。
歴代
皇族でないものもいるが便宜上含める。歴代の数え方には諸説ある。
- 1宇多法皇:宇多天皇陵
- 2入道性信親王:三条天皇の第4皇子。 大御室と号す。
- 3覚行法親王:白河天皇の第3皇子。丹波・九品寺に入寺したとされ、同寺に墓地(治定墓)がある。中御室と号す。
- 4覚法法親王:白河天皇の第4皇子。高野山に墓地。高野御室と号す。
- 5入道覚性親王:鳥羽天皇の第5皇子。紫金台寺御室と号す。
- 6守覚法親王:後白河天皇の第2皇子。喜多院御室と号す。
- 7道法法親王:後白河天皇の第8皇子。後高野御室と号す。
- 8入道道助親王:後鳥羽天皇皇子。高野山に墓地(光台院の裏)。光台院御室と号す。
- 9入道道深親王:守貞親王(後高倉院)の第2王子。金剛定院御室と号す。
- 10法助:九条道家の子。法助准三宮。開田准后と号す。
- 11入道性助親王:後嵯峨天皇の第6皇子。後中御室と号す。
- 12入道性仁親王:後深草天皇の第4皇子。神護寺に墓地。高雄御室と号す。
- 13深性法親王:後深草天皇の第6皇子。尊勝院御室と号す。
- 14入道寛性親王:伏見天皇の第3皇子。常瑜伽院御室と号す。
- 15入道法守親王:後伏見天皇の第3皇子。 禅河院御室と号す。
- 16入道法仁親王:後醍醐天皇の皇子。(『望月仏教大辞典』に欠)
- 17入道源性親王(源照親王):花園天皇の第3皇子。(『望月仏教大辞典』に欠)
- 18入道尊朝親王:光厳天皇皇子。(『望月仏教大辞典』に欠)
- 19入道永助親王:後光厳天皇の第5皇子。後常瑜伽院御室と号す。
- 20法尊:足利義満の子。法尊准三宮。(『望月仏教大辞典』に欠)
- 21承道法親王:木寺宮世平王の王子。法金剛院御室と号す。
- 22入道静覚親王:木寺宮邦康親王の王子。後光台院御室と号す。
- 23覚道法親王:後柏原天皇の第3皇子。後禅河院御室と号す。
- 24入道任助親王:伏見宮貞敦親王の第4王子。宮島の大聖院で客死。厳島御室と号す。宮島港(赤崎)に墓(治定墓)。安芸・円明寺にも宝篋印塔(治定外墓)がある。安芸・極楽寺が菩提寺で位牌が現存。
- 25入道覚深親王:後陽成天皇皇子。仁和寺宮墓地。後南御室と号す。
- 26入道性承親王:後水尾天皇皇子。仁和寺宮墓地。後大御室と号す。
- 27寛隆法親王:霊元天皇皇子。仁和寺宮墓地。(『望月仏教大辞典』では覚助)(『密教辞典』では覚観、覚恕。後金剛定院御室と号す。)
- 28入道守恕親王:霊元天皇皇孫。京極宮(桂宮)文仁親王王子。仁和寺宮墓地。後光明寿院御室と号す。
- 29入道慈仁親王:中御門天皇皇子。仁和寺宮墓地。宝荘厳院御室と号す。13歳で死去。
- 30入道遵仁親王:中御門天皇皇子。仁和寺宮墓地。三摩耶心院御室と号す。12歳で死去。
- 31入道覚仁親王:霊元天皇皇孫。有栖川宮職仁親王王子。仁和寺宮墓地。金剛心院御室と号す。
- 32入道深仁親王:東山天皇皇曽孫。閑院宮典仁親王(追尊・慶光天皇)王子。仁和寺宮墓地。後喜多院御室と号す。
- 33入道済仁親王:霊元天皇皇曽孫。有栖川宮織仁親王王子。仁和寺宮墓地。不壊身院御室と号す。
- 34入道純仁親王(小松宮彰仁親王):仁和寺宮嘉彰親王とも称した。伏見宮邦家親王王子。豊島岡墓地の小松宮墓地。仁和寺宮墓地に髪塔。楞厳定院御室と号す。