出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2017年11月26日 (日)
仏国寺(ぶっこくじ)は、韓国慶尚北道慶州市進〓洞にある古代寺院。現在は曹渓宗。吐含山の麓にある。新羅時代の多宝塔と釈迦塔が残る。近くに石窟庵がある。
歴史
新羅の法興王が528年王夫人法流尼のために創建。
574年再建され、毘盧遮那仏と阿弥陀仏が祀られた。
670年講堂無説殿建立。
751年、宰相金大城が大規模に拡張して、双塔式伽藍とした。
この時、石窟庵も仏国寺の付属として建てられた。
1592年、壬辰倭乱で焼失。
1659年再建。
1972年、様式を統一して往時の伽藍が復元された。