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佐賀・岡山神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年4月23日 (火)
岡山神社(おかやま・じんじゃ)は佐賀県小城市小城町本町にある小城藩鍋島家ゆかりの霊社。領主奉斎神社。郷社。国武社。(参考:同名神社岡山神社_(同名))
歴史
1789年(寛政1年)、藩祖鍋島元茂を国武明神、2代鍋島直能を矛治明神として祀ったのが始まり。元は藩邸にあったと思われる。国武社と呼ばれた。1826年(文政9年)には大明神を号す。1853年(嘉永6年)、現在地に遷座。南面する本社のほか、天神社、柳生殿(玉成社)、大塚権現などがあった。1858年(安政5年)、東面に改造し、岡山社と改称した。
現在、境内社として天満神社、玉成社、武正社、松鉄祠がある。いずれも石祠。玉成社は柳生藩初代藩主柳生宗矩を祀り、武正社は柳生三厳(柳生十兵衛)を祀る。鍋島直能が柳生新陰流を学んだ縁により祀られたという。松鉄祠は1654年(承応3年)に没した初代藩主鍋島元茂の殉死者10柱を祀る。殉死者の名は水町主水助・五郎川八太輔・松崎平兵衛・相原斉之助・山本与左衛門・志波九太輔・村川右京・中尾加兵衛・永石六郎左衛門・中原茂左衛門という[1]。 (日本歴史地名大系、現地解説板、フォーラム小城ウェブサイト)