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宇佐・正覚寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2018年4月8日 (日)
正覚寺(しょうがくじ)は、豊後国宇佐郡(大分県宇佐市)の御許山にあった寺院。廃絶。宇佐神宮関連旧跡。南側7合目にあった。山内には御許六坊として石垣坊(正覚寺村)・東之坊(日足村)・西之坊(正覚寺村)・谷之坊(正覚寺村)・成就坊(日足村)・椙洞院(日足村)があった。
歴史
延喜19年(919)、神託により豊前国司惟房が伽藍を建てたという。同時に行秀は鎮守宇佐・白山神社を加賀白山比咩神社から分霊して建てた。 承徳3年(1099)、大江匡房が六口の僧を置き、御許六坊の起源となった。 石体権現を始め、講堂・鐘楼・護法堂・観音堂・東僧坊・西僧坊などがあった。 明治元年1月の御許山騒動で焼失。
谷之坊の名は石鎚山真言宗の教会が継承している。
(日本歴史地名大系)