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寛永寺浄名律院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2020年4月18日 (土)
(寛永寺浄名院から転送)
浄名律院は東京都台東区上野桜木にある天台宗寺院。寛永寺の子院だが、安楽律院流として比叡山安楽律院の末でもあった。天台宗延暦寺派。4代将軍徳川家綱の母宝樹院の菩堤寺でもある。初名は浄円院、浄名院。
歴史
寛永寺の子院の多くが移転を余儀なくされている中、浄名院は動いていない。 1666年(寛文6年)、圭海が創建。浄円院と称した。1723年(享保8年)霊空光謙が律院とし、浄名院(浄名律院)と称した。200石。 1830年(天保1年)慧澄痴空(1780-1862)が住職となる。 1787年(天明7年)性潭が輪番となる。
明治に入寺した妙運無菴は地蔵信仰に厚く八万四千の石地蔵尊を建立。 永代寺にあったが廃仏毀釈で廃絶した江戸六地蔵第六番を1906年(明治39年)に浄名院内に復興した。