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玉藻廟
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年9月22日 (木)
玉藻廟は香川県高松市の高松城跡にある高松松平家の霊社。祭神は松平頼重以下歴代(不明確)。松平頼重像は理平焼の陶像で、元は法然寺般若台(高松松平家墓地)の霊廟に祀られていた。 領主奉斎神社。国家神道時代に正式な神社として公認された形跡はなく、私的な家廟という位置付けだったと思われ、そのため神社ではなく廟と称したと考えられる。 天守台にあった旧社殿は解体されたが、現在も城跡にある。
歴史
- 1588年:生駒親正が高松城(玉藻城)築城に着手。
- 1884年:天守閣解体
- 1869年:版籍奉還
- 1890年:松平頼聡が城跡の払下を受けた。
- 1900年11月:松平頼聡、天守台に屋島神社(1815年造営の旧社殿。現社殿は戦後の再建)に倣った社殿を建て法然寺般若台から松平頼重像を遷して祀るように辻盛令に指示。
- 1901年4月8日:起工
- 6月19日:地鎮祭
- 11月19日:上棟式
- 1902年3月:竣工
- 1902年4月6日:遷座祭
- 1909年:松平頼聡合祀。代々も?
- 1939年5月28日:松平頼重入部300年大祭
- 1944年夏:戦火を避けるため御神体を屋島神社に遷座。戦後も戻ることはなかった。
- 1954年:高松城跡が市有になるが、玉藻廟は松平公益会の管理となる。
- 1956年:城跡内の松平公益会敷地に新社殿を造営し、屋島神社から御神体を遷座
- 2008年:天守台の旧社殿を解体。鳥居は屋島神社へ、灯籠は現玉藻廟と屋島神社に移築された。