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聖衆来迎寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年12月17日 (日)
聖衆来迎寺(しょうじゅらいごうじ)は、滋賀県大津市にある天台宗寺院。本尊は阿弥陀如来、薬師如来、釈迦如来。天台宗延暦寺派。山号は紫雲山。志賀来迎寺、坂本来迎寺ともいう。(参考:同名寺院来迎寺)
歴史
延暦9年(790)、最澄が創建した地蔵教院が起源。最澄作の地蔵像を祀っていたという。長保3年(1001)、源信が入り、紫雲の中に阿弥陀聖衆の来迎を感得。紫雲山聖衆来迎寺と改称した。大永7年(1527)、真玄(六角高頼の五男)が再興。元亀元年(1570)、織田信長の焼き討ちを免れた。近世、妙法院門跡の管轄下にあるとともに、真玄の復興以来、元応寺の影響下にあった。天正年間、智光が入るとともに、正親町天皇の命により応仁の乱で荒廃した元応寺を合併。本尊や法具などを移した。円頓戒の道場となり、後宇多天皇、正親町天皇、後陽成天皇が受戒した。
森可成墓や祝部行丸墓がある。
(日本歴史地名大系ほか)