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菅原天満宮 (島根県松江市)
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2014年8月23日 (土)
菅原是善が出雲国司として現地に赴任したとき、祖先の地である菅原の里を訪れて、野見宿禰の墓に参拝した。このとき案内人を務めた女を気に入り、国庁に召した。菅原是善の帰京後、この女が一男を出産した。これが道真だという。幼名を鹿児丸君といい、幼い時から聡明であったという。6歳のとき、「草深き地にいるべきではない」として、女は道真を連れて上京し、秘かに菅原是善の邸に侵入して道真を老梅の下に立たせて、立ち去った。道真は是善に「私には父も母もいない。あなたを父親としたい」と答えて親子の対面となった。その後、951年(天暦5年)、菅原の地に当社が創建された。松江藩主の崇敬を得た。本殿は1663年(寛文3年)の造営である。境内には野見宿禰墓がある。(ウェブサイト)