出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年8月30日 (水)
象山書院は江西省鷹潭市貴渓市上清鎮にあった書院。1187年、陸象山(1139-1192)が創設。元は応天山にあった。1231年、袁甫が移転させた。朱子学と対抗した陸王心学の拠点となった。1232年、皇帝から「象山書院」の額を賜った。元代は荒廃したが、明の1484年に再興。最盛期を迎え1510年、武宗皇帝の詔勅を岩に刻んだ。1579年の全国書院撤廃令で廃絶。象山祠が建てられた。跡地には貴渓市第一中学校がある。のち名前を受け継ぐ書院がいくつか建てられた。象山精舎。