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靖国神社仮宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2023年8月24日 (木)
靖国神社仮宮は東京都千代田区九段北の靖国神社内にあった招魂社。未合祀者を祀る。神職によって私祭として設けられた。
- 1914年(大正3年)9月22日:官舎2階に霊床を設けて私的に招魂し鎮祭。29日に祭壇完備。「霊名簿」を作成。略年表
- 1915年(大正4年)4月26日:靖国神社合祀に先立ち、昇神式。略年表
- 1919年(大正8年)12月30日:宮司室で今次大戦未合祀の戦病死者の慰霊祭。略年表。
- 1928年(昭和3年)6月23日:社務所後庭に建立。済南事件未合祀戦没者の霊を祀る。戦没者氏名発表のたびに奉斎。本殿合祀の際に昇神した。略年表。
- 1931年(昭和6年)11月6日:社務所の中庭のつつじ山に仮宮(招魂鎮霊祠)を設け、満洲事変未合祀者を祀る。新聞報道により参拝者増加。略年表。後庭にあった仮宮との関係は不明。
- 1932年(昭和7年)6月2日:つつじ山仮宮で満州事変上海事変殉難者922人を招魂鎮祭。略年表。
- 1937年(昭和12年)8月1日:仮宮奉斎のこと、神職限りだったが、陸軍省の公認となり、「元宮」に仮床を設けて、支那事変の戦没未合祀者127人の招霊鎮祭を行う。略年表
- その後の扱いは不明。