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香川・少林寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2025年3月10日 (月)
少林寺(しょうりんじ)は香川県仲多度郡多度津町本通にある「少林寺拳法」の本部寺院。本尊は達磨。正式名称は金剛禅総本山少林寺。「金剛禅」を標榜し、禅宗の教団の体裁に擬制している。(同名寺院:少林寺_(同名))
組織
師家は本来、各道場の指導僧のことだが、少林寺拳法ではいわば家元のような意味合いで使われているように思える。管長は本来、教団全体を束ねる元首に対し明治政府が名付けた役職名だが、少林寺拳法では現場の指導者の最高職のような意味合いで使われているようにみえる。
歴代師家
2000年(平成12年)の少林寺拳法グループ再編で師家と少林寺管長を分離し、グループ総裁の職を新設。師家がグループ総裁(グループ代表)を兼ねるようだ。
- 1宗道臣(1911-1980)<-1980>:中野理男。対馬藩藩主宗家の一族という。1911年(明治44年)生。1980年(昭和55年)5月12日死去。
- 2宗由貴(1957-)<1980-2020>:宗道臣の長女。1957年(昭和32年)生。1980年(昭和55年)の父の急死で跡を継ぎ、第2世宗道臣を名乗る。2000年(平成12年)グループ再編で管長職を退任。グループ総裁となる。2019年(令和1年)グループ総裁の名称をグループ代表に変更。
- 3宗昂馬(1985-)<2020->:宗由貴の次男。1985年(昭和60年)1月生。高校卒業後、英国・米国に留学。2006年(平成18年)に帰国してグループ団体に勤務。2020年(令和2年)1月1日、少林寺拳法師家3世・グループ代表を継承。
管長・代表
2000年(平成12年)のグループ再編で「管長」を「代表」と改称。2019年(令和1年)、「代表」を「管長」に復す。
- 1宗道臣(1911-1980)<-1980>:
- 2宗由貴(1957-)<1980-2000>:
- 3鈴木義孝(1930-)<2000-2007>:兵庫県神戸市出身。大谷大学文学部卒。教員を務めた後、1969年(昭和44年)から1981年(昭和56年)まで少林寺、日本少林寺拳法連盟、日本少林寺武道専門学校の事務局長を務めた。2000年(平成12年)、少林寺代表となる。2007年(平成19年)代表を退任。
- 4浦田武尚()<2007-2015>:愛媛県出身。明治大学卒。2007年(平成19年)代表出身。2015年(平成27年)退任。
- 5大沢隆()<2015->:2015年(平成27年)少林寺代表に就任。2019年(令和1年)「代表」を「管長」に改称。