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神魂神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
神魂神社
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'''神魂神社'''(かもす・じんじゃ)は、島根県松江市大庭町(出雲国意宇郡)にある神社。祭神は[[伊弉冉尊]]。[[県社]]。[[出雲大社関連旧跡]]。'''大庭の大宮'''。'''神魂大社'''。'''伊弉冊社'''。 == 歴史 == 出雲国造館の邸内社が起源とみられる。[[天穂日命]]の降臨の地といわれる。[[熊野大社]]・[[出雲大社]]の遥拝所を兼ねたらしい。『出雲国風土記』や『延喜式』神名帳には記載がなく、神社としての成立は11世紀中期頃か。[[出雲・六所神社]]、[[出雲・真名井神社]]と同様に出雲国衙の管轄下にあった。 出雲国造が千家家と北島家に分裂した後、出雲大社の運営は千家家が優位に立った一方、神魂神社の運営は北島家優位に行われたという。北島家の代官として秋上家が日常的な奉仕を行った。神魂社別火職も宮富家から秋上家に変わる。千家・北島両国造家の火継式を行った。 1583年(天正11年)現在の本殿を再建。1872年(明治5年)村社。1918年(大正7年)10月県社。 境内社に外山神社(豊山別宮)、貴布禰神社(稲荷神社を合祀)がある。 神宮寺として[[真言宗]]浄音寺、真言宗宝巌寺(廃絶)があった。 (日本歴史地名大系ほか) [[Category:島根県]]
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