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新川県中教院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
新川県中教院
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'''新川県中教院'''は富山県富山市中央通りにあった[[中教院]]。'''富山中教院'''。現存する祠は[[神宮教]]の系譜を引き継ぐものかもしれない。 ==歴史== *1873年(明治6年)6月8日:関守一、[[教導職]]中講義となり、新川県教導職取締に任命される。同月、中教院を開設か。魚津町に仮開設か。[https://dl.ndl.go.jp/pid/2530472/1/16][https://dl.ndl.go.jp/pid/3030433/1/57] *6月17日:<東京[[大教院]]で神殿に四柱大神を鎮祭。開講式。> *明治6年7月:各宗管長、全国の教導職に中教院と小教院を開設するように達する。[https://dl.ndl.go.jp/pid/3030433/1/57] *明治6年11月:新川県中教院、富山藩宣教館跡に神殿を造営して開設。[[勝興寺]]通坊のそば[https://dl.ndl.go.jp/pid/9540320/1/174]。当時は富山県ではなく新川県と称した。中心となったのは関守一。門前町として発展。[https://dl.ndl.go.jp/pid/3030433/1/57] *明治6年11月19日:神道教導職取締の[[射水神社]{宮司の青山悳次と七宗教導職取締総代の[[浄土宗]]来迎寺住職の白旗大林から新川県に報告。大祭を6月17日、毎月17日に祭典、毎月16-18日を説教日を開くと定めた。[https://dl.ndl.go.jp/pid/3030433/1/57] *1875年(明治8年)3月28日:<[[神道事務局]]、設置> *1875年(明治8年)4月30日:<大教院、解散。(5月3日教部省達書乙第4号別紙)> 新川県中教院は神道中教院になったらしい。 *1875年(明治8年)5月3日:<神仏合同布教廃止。(教部省達書乙第4号)> *明治8年頃:新富座開設 *明治9年4月:新川県、石川県に併合。 *1877年(明治10年)1月11日:<[[教部省]]廃止。内務省へ移管。(太政官布告第4号)> *明治12年2月7日:関守一、石川県神道事務分局長となる。[https://dl.ndl.go.jp/pid/2530472/1/23] *明治13年7月:砺波郡からの要請で、コレラ予防説諭のために巡回[https://dl.ndl.go.jp/pid/9536153/1/527] *1882年(明治15年)1月24日:<神官教導職分離。内務省達乙第7号> *明治15年:中教正伯爵冷泉為紀が伊勢から[[皇大神宮]]の分霊を奉じて、神殿に奉遷した[https://dl.ndl.go.jp/pid/1451239/1/361][https://dl.ndl.go.jp/pid/2530472/1/26]。「中教院分教会所」と称した。子爵前田利〓が教導職についた。神道中教院と神宮教会が併設されたとみられる。(明治13年とも[https://dl.ndl.go.jp/pid/764527/1/19]) *明治16年5月9日:石川県から越中国を分離して富山県を設置。 *1884年(明治17年)8月11日:<教導職廃止。(太政官布達第19号)> *明治16年8月:富山県皇典講究分所を富山神道事務分局に仮設[https://dl.ndl.go.jp/pid/764521/1/220]。のち日枝神社内に移転か[https://dl.ndl.go.jp/pid/779808/1/59]。のち県庁に移転[https://dl.ndl.go.jp/pid/1076358/1/318]。 *明治18年5月31日:富山大火で焼失。神霊は[[於保多神社]]に仮に奉遷した。 *明治18年10月:神道事務分局と富山神宮教会所を合併か[https://dl.ndl.go.jp/pid/1042140/1/290]~ *明治24年6月:餌指町一番地に富山県神道分局、再建。小教正山本義雄(のち富山教会長)が尽力。[https://dl.ndl.go.jp/pid/9538739/1/89][https://dl.ndl.go.jp/pid/1451239/1/361] *明治32年9月4日:改組にともない、[[神宮奉斎会富山支部]]として法人設立[https://dl.ndl.go.jp/pid/2948164/1/7][https://dl.ndl.go.jp/pid/2949071/1/23]。 *明治37年:この頃から夜店が並ぶようになる *大正3年:関係者が土地処分をはかりトラブルとなるが中止となる[https://dl.ndl.go.jp/pid/3559725/1/6] *大正14年:神宮奉斎会富山支部、市電開通のため、鹿島町(富山県護国神社近く)に遷座。[https://dl.ndl.go.jp/pid/1451239/1/361] *昭和20年:鹿島町の神宮奉斎会、戦災で焼失 *昭和20年11月1日:富山支部、富山市奉斎所に改称[https://dl.ndl.go.jp/pid/2990007/1/174]。また高岡支部が富山地方本部に昇格。 *戦後:神霊を餌指町の旧地に迎えて中教院の祠を再建。[https://toyama.keizai.biz/headline/1159/][https://web.archive.org/web/20201127084501/https://toyama.keizai.biz/headline/1159/] *2020年11月29日:修復。遷座祭。[https://toyama.keizai.biz/headline/1159/][https://web.archive.org/web/20201127084501/https://toyama.keizai.biz/headline/1159/] ==画像== <gallery widths="300" heights="300" perrow="3"> file:富山中教院-01.jpg| file:富山中教院-02.jpg| file:富山中教院-03.jpg| file:富山中教院-04.jpg| file:富山中教院-05.jpg| file:富山中教院-06.jpg| file:富山中教院-07.jpg| file:富山中教院-08.jpg| file:富山中教院-09.jpg| file:富山中教院-10.jpg| file:富山中教院-11.jpg| file:富山中教院-12.jpg|山本義雄顕彰碑 file:富山中教院-13.jpg| file:富山中教院-14.jpg| file:富山中教院-15.jpg| file:富山中教院-16.jpg| file:富山中教院-17.jpg| file:富山中教院-18.jpg| file:富山中教院-19.jpg| </gallery> ==資料== *『富山県政史』「神宮奉斎会と神職会」[https://dl.ndl.go.jp/pid/1451239/1/360] *『富山市史 通史 下巻』「総曲輪商店街などの形成」[https://dl.ndl.go.jp/pid/9540320/1/174] *河西奈津子1999「中教院って何?」『富山市博物館だより』33[https://www.city.toyama.toyama.jp/etc/muse/tayori/tayori33/tayori33.htm][https://web.archive.org/web/20160527091542/https://www.city.toyama.toyama.jp/etc/muse/tayori/tayori33/tayori33.htm] [[category:富山県]]
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