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六孫王神社
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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[[file:都名所図会・六孫王神社.jpg|thumb|500px|六孫王神社の社殿周辺部(都名所図会)]] | [[file:都名所図会・六孫王神社.jpg|thumb|500px|六孫王神社の社殿周辺部(都名所図会)]] | ||
[[file:都名所図会・遍照心院.jpg|thumb|500px|江戸時代の大通寺境内。六孫王神社が中心にあった。(都名所図会)]] | [[file:都名所図会・遍照心院.jpg|thumb|500px|江戸時代の大通寺境内。六孫王神社が中心にあった。(都名所図会)]] | ||
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*1912年(大正1年):東海道線建設のために大通寺が隣地から転出する。 | *1912年(大正1年):東海道線建設のために大通寺が隣地から転出する。 | ||
*1933年6月:境内整備。「誕生水」を元の位置に戻す | *1933年6月:境内整備。「誕生水」を元の位置に戻す | ||
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2023年1月15日 (日) 時点における版
六孫王神社(ろくそんのう・じんじゃ)は、京都府京都市南区八条町にある源氏の祖先神源経基を祀る神社。天照皇大御神と応神天皇を配祀する。京都・大通寺が別当だった。
歴史
[[ファイル:六孫王神社・源経基墓・1937年(昭和12年)源姓和賀家系図ト其考証要録.jpg|thumb|500px|源経基墓(『源姓和賀家系図ト其考証要録』)
- 10世紀:貞純親王が邸宅を構える。桃園邸という(桃園邸は定説では上京区にあった邸宅を指す)
- 961年11月4日:源経基死去。埋葬される。
- 963年:子の源満仲が父の霊を祀って創建(『京都神社誌ー祭神縁由祭祀』[1])
- 1231年(寛喜3年)頃:本覚尼、夫の源実朝の菩提寺として京都・大通寺を創建し、六孫王神社の別当となる。
- 1398年7月24日:火災で焼失。足利義満が再建。
- 1702年4月:徳川幕府により再興。大通寺の照什が尽力し、紫衣を得た。
- 1707年:御旅所設置。神輿寄進。
- 明治初年:神仏分離
- 1886年:社殿修復
- 1912年(大正1年):東海道線建設のために大通寺が隣地から転出する。
- 1933年6月:境内整備。「誕生水」を元の位置に戻す
一覧
- 本社:
- 五座社:祭神は宇迦之御魂神・菊理比〓神・火遠理神・火産霊神・庭津日神。現存未確認。
- 多田社:祭神は清和天皇・武内宿禰大臣・源満仲公神霊。現存未確認。
- 貞純社:祭神は貞純親王。現存未確認。
- 誕生水弁財天:祭神は田紀理姫神。竹生島神社とも。誕生水は源満仲の産湯という。
- 睦弥稲荷神社:
- 鯉魚塚:
- 忠魂碑:
- 御旅所:廃絶か
(『京都神社誌ー祭神縁由祭祀』[2]ほか)
資料
- 「六孫王権現社旧縁起」:『六孫王権現社古縁起』所収。
- 「六孫王権現社新造営記」:『六孫王権現社古縁起』所収。
- 「六孫王権現社縁起」:『神道大系』所収。
- 「六孫王権現社仮遷宮記」:『神道大系』所収。
- 「六孫王権現社正遷宮記」:『神道大系』所収。
- 富岡鉄斎1887「六孫王神社略記」(西尾市岩瀬文庫蔵)
- 氷室銑之助1921「六孫王神社由緒略記」
- 藤沢彰1985「六孫王神社の元禄度造営について」『学術講演梗概集』
- 髙橋昌明2013「六孫王神社は源経基邸を起源とするか」[3]