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ブルーナボーニャ遺跡群
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2019年9月16日 (月)
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巨石は、近隣では採取できない。ナウスの巨石は砂岩で、20km離れた東海岸の岩場からボイン川を使って運んできたことが分かっている。岩場に石切場跡があり、分析すると組成が同じだった。他の遺跡もボイン川に比較的近い場所にあり、同様に築造されたとみられる。 | 巨石は、近隣では採取できない。ナウスの巨石は砂岩で、20km離れた東海岸の岩場からボイン川を使って運んできたことが分かっている。岩場に石切場跡があり、分析すると組成が同じだった。他の遺跡もボイン川に比較的近い場所にあり、同様に築造されたとみられる。 | ||
2018年、新たに直径40mの塚が見つかり、文様の刻まれた最大9トンの巨石6個が出土した。未発掘の直径130mの塚もある。 | 2018年、新たに直径40mの塚が見つかり、文様の刻まれた最大9トンの巨石6個が出土した。未発掘の直径130mの塚もある。 | ||
- | (『TBS世界遺産』2019年(令和1年)2月10日放送) | + | (『TBS世界遺産』2019年(令和1年)2月10日放送) |
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2019年9月16日 (月) 時点における最新版
ブルー・ナ・ボーニャ遺跡群(Bru na Boinne)は、アイルランド共和国レンスター地方ミース州のボイン川沿いにある巨大宗教遺跡群。巨石を組み合わせた先史時代の遺跡群で古墳とも天文観測施設とも言われる。ニューグレンジ遺跡、ノウス遺跡、ドウス遺跡など40カ所の遺跡がある。ボイン川沿いの遺跡群。
概要
アイルランド島に点在する巨石遺跡群にはキャロモア遺跡群やロッククルー遺跡などがあり、西から東へと普及し発展してきたとみられ、その中でもブルーナボーニャ遺跡群は最も洗練された形態とされる。
巨石は、近隣では採取できない。ナウスの巨石は砂岩で、20km離れた東海岸の岩場からボイン川を使って運んできたことが分かっている。岩場に石切場跡があり、分析すると組成が同じだった。他の遺跡もボイン川に比較的近い場所にあり、同様に築造されたとみられる。
2018年、新たに直径40mの塚が見つかり、文様の刻まれた最大9トンの巨石6個が出土した。未発掘の直径130mの塚もある。 (『TBS世界遺産』2019年(令和1年)2月10日放送)