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雷丘
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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- | '''雷丘'''(いかずちのおか)は、奈良県高市郡明日香村にある[[雷神信仰]]の丘。標高105m。[[飛鳥の神奈備]] | + | '''雷丘'''(いかずちのおか)は、奈良県高市郡明日香村にある[[雷神信仰]]の丘。標高105m。[[飛鳥の神奈備]]の候補地の一つ。 |
+ | 1987年の発掘調査で、周辺の雷内畑遺跡や雷丘東方遺跡から「小治田宮」の墨書のある土器が多数見つかり、雷丘の東・南の一帯が[[小墾田宮]]跡の候補地として有力視されている。 | ||
+ | 『日本霊異記』には雷丘で捕まえた雷神を天皇が見て、雷丘に幣帛を奉ったという逸話がある。 | ||
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+ | 2005年の奈良文化財研究所の調査では小型石室や499点の埴輪などが出土したが、雷丘が古墳だと示す遺構はなかった。また中世に山城として造成した際に北側や東側が大規模に削り取られていることが判明した[http://repository.nabunken.go.jp/dspace/bitstream/11177/699/1/BA67898227_2006_082_085.pdf]。 | ||
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2018年7月27日 (金) 時点における版
雷丘(いかずちのおか)は、奈良県高市郡明日香村にある雷神信仰の丘。標高105m。飛鳥の神奈備の候補地の一つ。 1987年の発掘調査で、周辺の雷内畑遺跡や雷丘東方遺跡から「小治田宮」の墨書のある土器が多数見つかり、雷丘の東・南の一帯が小墾田宮跡の候補地として有力視されている。 『日本霊異記』には雷丘で捕まえた雷神を天皇が見て、雷丘に幣帛を奉ったという逸話がある。
2005年の奈良文化財研究所の調査では小型石室や499点の埴輪などが出土したが、雷丘が古墳だと示す遺構はなかった。また中世に山城として造成した際に北側や東側が大規模に削り取られていることが判明した[1]。