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キリスト教東方正教会
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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*2018年:ウクライナの帰属を巡り、ロシア正教会がコンスタンチノープル総主教庁に絶縁宣言。 | *2018年:ウクライナの帰属を巡り、ロシア正教会がコンスタンチノープル総主教庁に絶縁宣言。 | ||
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- | ** | + | **ウクライナ正教会(キエフ総主教):1991年のソ連崩壊後の1992年に設立。2014年のクリミア危機を経て2018年にウクライナ正教会に再編。 |
- | ** | + | **ウクライナ独立正教会:ロシア革命後に1919年に設立。2014年のクリミア危機を経て2018年にウクライナ正教会に再編。 |
**ユニエイト(東方典礼カトリック教会) | **ユニエイト(東方典礼カトリック教会) | ||
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==聖地と聖堂== | ==聖地と聖堂== |
2022年2月26日 (土) 時点における版
東方正教会は、キリスト教東方教会の一教派。ギリシア正教、正教会、オーソドックスなどともいう。東方正統教会(いわゆる非カルケドン派)とは全く系譜が異なる。カトリックのような統一教団はなく、国ごとに教団が設立されている。
目次 |
概要
歴史
人物
- 988年:ウラジーミル大公がヘルソネスで受洗。ルーシがキリスト教を国教とする。
- 1439年:フィレンツェ公会議
- 1453年:コンスタンチノープルがイスラム勢力の侵攻で陥落。
- 1596年:ブレスト教会合同でユニエイト成立
- 1612年:モスクワからカトリック勢力が追放された。
- 1666年:ロシアで教会分裂。古儀式派が異端とされる。
- 1672年:キエフの聖職者ギゼリが「シノプシス」を執筆。ルーシ諸国の宗教的統一のビジョンが示された。
- 1721年:ロシア帝国成立。
- 1905年:宗教寛容令
- 1917年:ロシア革命
- 2014年:ウクライナ戦争
- 2018年:ウクライナの帰属を巡り、ロシア正教会がコンスタンチノープル総主教庁に絶縁宣言。
流派と教団
- (ロシア系)
- 主流派:
- 霊的キリスト教:
- ドゥホボール派:
- モロカン派:
- スコプツィ派:去勢派。
- フルィストィ派:鞭身派。ラスプーチンが関係した。
- 古儀式派:アバクームがニーコン総主教の改革に反対し、1666年の教会分裂(ラスコル)で異端とされて成立。旧教徒、分離派、ラスコリニキとも。ロシア帝国時代、ソ連時代にも弾圧され、教会を持つことを許されなかった。しかし、独自のネットワークを作り上げ、農村や工場に信徒集団を組織しロシア革命が起きる下地を用意したという見方が近年注目されている。1907年の宗教寛容令から1917年のロシア革命が黄金期だった。最盛期にはロシア人口の3分の一の信者がいたと言われたが2017年現在では200万人程度という。(『神と革命』)
- 容僧派:司祭派。モスクワ近くのロゴジスコエ墓地を拠点とした。
- 無僧派:無司祭派。モスクワ東部のプレオブラジェンスキー墓地を拠点とした。
- 在外ロシア正教会
- (ウクライナ系)
- モスクワ総主教庁系ウクライナ正教会:ロシア正教会のキエフ府主教区が1990年に自主管理教会に格上げされて成立。
- ウクライナ正教会(キエフ総主教):1991年のソ連崩壊後の1992年に設立。2014年のクリミア危機を経て2018年にウクライナ正教会に再編。
- ウクライナ独立正教会:ロシア革命後に1919年に設立。2014年のクリミア危機を経て2018年にウクライナ正教会に再編。
- ユニエイト(東方典礼カトリック教会)
- ウクライナ正教会:2018年設立。
聖地と聖堂
- カッパドキア岩窟教会群
- 聖ステファノス教会
- 聖ガブリエル教会
- 七使徒教会
- カナの婚礼教会
- アトス山
- ミストラス:ペロポネソス州
- 聖カタリナ修道院:シナイ山にある。
- 誘惑の修道院
- メテオラ修道院
- 至聖三者聖セルギイ大修道院
- テッサロニキの聖ソフィア聖堂
- 聖誕教会
- キエフ洞窟大修道院
- 聖墳墓教会
- 新エルサレム修道院
- ノヴォデヴィチ女子修道院
- 聖ボリスグレブ修道院
- 生神女庇護聖堂