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摂津・大覚寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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'''大覚寺'''(だいかくじ)は、兵庫県尼崎市にある[[南都仏教]]の寺院。本尊は、千手十一面観音菩薩。 | '''大覚寺'''(だいかくじ)は、兵庫県尼崎市にある[[南都仏教]]の寺院。本尊は、千手十一面観音菩薩。 | ||
- | 寺伝では日羅が創建した剣尾山の[[月峰寺]]を遥拝する灯炉堂を起源とするが、実際には[[東大寺戒壇院]] | + | 寺伝では日羅が創建した剣尾山の[[月峰寺]]を遥拝する灯炉堂を起源とするが、実際には[[東大寺戒壇院]]を中興した円照の弟子の琳海が建治元年(1275)に創建した。ただ中世の尼崎に灯炉堂があったのは確かで、同年に叡尊が訪れている。1359年、将軍足利義詮が南朝を攻撃するために本陣とした。中世尼崎の中心的寺院として発展した。戦国時代には衰退し、江戸時代に現在地に移転した。[[律宗唐招提寺派]][[南都仏教の本山寺院|別格本山]]。(参考:同名寺院[[大覚寺 (同名)]]) |
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2017年2月11日 (土) 時点における版
大覚寺(だいかくじ)は、兵庫県尼崎市にある南都仏教の寺院。本尊は、千手十一面観音菩薩。
寺伝では日羅が創建した剣尾山の月峰寺を遥拝する灯炉堂を起源とするが、実際には東大寺戒壇院を中興した円照の弟子の琳海が建治元年(1275)に創建した。ただ中世の尼崎に灯炉堂があったのは確かで、同年に叡尊が訪れている。1359年、将軍足利義詮が南朝を攻撃するために本陣とした。中世尼崎の中心的寺院として発展した。戦国時代には衰退し、江戸時代に現在地に移転した。律宗唐招提寺派別格本山。(参考:同名寺院大覚寺 (同名))