ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。

神奈備

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(?四神奈備)
1行: 1行:
-
神奈備は神体山の一種とされる。ただし神体山は近代に成立した概念。ここでは古典に登場する神奈備を扱う。
+
'''神奈備'''(かんなび)は神体山の一種とされる。ただし神体山は近代に成立した概念。ここでは古典に登場する神奈備を扱う。'''神名備'''、'''甘南備'''、'''神名樋'''、'''甘南比'''、'''神南備'''。
== 四神奈備 ==
== 四神奈備 ==
『出雲国造神賀詞』に登場する四つの神奈備。
『出雲国造神賀詞』に登場する四つの神奈備。
-
*大御和の神奈備:[[三輪山]]とするのが定説。
+
*大御和の神奈備:奈良県桜井市三輪町。[[三輪山]]。[[大神神社]]。
-
*葛木鴨の神奈備:[[葛城山]]か。
+
*葛木鴨の神奈備:奈良県御所市鴨神。[[葛城山]]。[[高鴨神社]]。
-
*宇奈提の神奈備:[[河俣神社]]が祭祀を引き継ぐとされる。
+
*宇奈提の神奈備:奈良県橿原市雲梯町。[[河俣神社]]が祭祀を引き継ぐとされる。
-
*飛鳥の神奈備:[[雷丘]]説、[[甘樫丘]]説、[[ミハ山]]説などがある。[[飛鳥坐神社]]が祭祀を引き継ぐとされる。[[平城京]]に[[瑜伽神社]]として遷されたとも。
+
*[[飛鳥の神奈備]]:奈良県高市郡明日香村。[[雷丘]]説、[[甘樫丘]]説、[[ミハ山]]説などがある。[[飛鳥坐神社]]が祭祀を引き継ぐとされる。[[平城京]]に[[瑜伽神社]]として遷されたとも。
 +
 
 +
==神社==
 +
*[[河牟奈備神社]]:京都府綾部市十倉名畑町。官社。郷社。
 +
*[[神南備神社]]:京都府京田辺市薪甘南備山。官社。甘南備寺も移転して現存。
 +
*[[甘南備神社]]:広島県府中市出口町。官社「賀武奈備神社」(賀茂奈比神社)。県社。
 +
*甘南備神社:岐阜県山県市長滝。美濃国神名帳に記載。村社。甘南美寺がある。
 +
*[[天乃神奈斐神社]]:鳥取県東伯郡琴浦町赤碕。国史見在社(『三代実録』)。郷社
 +
 
[[category:系譜記事]]
[[category:系譜記事]]

2018年4月23日 (月) 時点における版

神奈備(かんなび)は神体山の一種とされる。ただし神体山は近代に成立した概念。ここでは古典に登場する神奈備を扱う。神名備甘南備神名樋甘南比神南備


四神奈備

『出雲国造神賀詞』に登場する四つの神奈備。

神社

  • 河牟奈備神社:京都府綾部市十倉名畑町。官社。郷社。
  • 神南備神社:京都府京田辺市薪甘南備山。官社。甘南備寺も移転して現存。
  • 甘南備神社:広島県府中市出口町。官社「賀武奈備神社」(賀茂奈比神社)。県社。
  • 甘南備神社:岐阜県山県市長滝。美濃国神名帳に記載。村社。甘南美寺がある。
  • 天乃神奈斐神社:鳥取県東伯郡琴浦町赤碕。国史見在社(『三代実録』)。郷社
http://shinden.boo.jp/wiki/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%82%99」より作成

注意事項

  • 免責事項:充分に注意を払って製作しておりますが、本サイトを利用・閲覧した結果についていかなる責任も負いません。
  • 社寺教会などを訪れるときは、自らの思想信条と異なる場合であっても、宗教的尊厳に理解を示し、立入・撮影などは現地の指示に従ってください。
  • 当サイトの著作権は全て安藤希章にあります。無断転載をお断りいたします(いうまでもなく引用は自由です。その場合は出典を明記してください。)。提供されたコンテンツの著作権は各提供者にあります。
  • 個人用ツール