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サールナート寺院
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2013年1月25日 (金) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
サールナート寺院 Sarnath | |
概要 | 初転法輪の地。 |
奉斎 | |
所在地 | インド共和国ウッタル・プラデーシュ州 |
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目次 |
概要
サールナートは、釈迦が初めて説法を行った初転法輪の地。四大聖地の一つ。鹿野苑。ムリガダーバ。 インドの国旗にある獅子は、この地から発掘されたアショーカ王の石柱の獅子がモチーフである。
起源
釈迦はブッダガヤで悟りを開いた後、人々に説くには仏法は難解で、徒労に終わるだろうと思い、説くことをためらったが、梵天の度重なる勧めにより、教えを説くことにした。 まず釈迦は、修行を共にしていたが、釈迦が苦行を辞めたため離別した五比丘を訪ね、教えを説いた。五比丘は当初、教えを受けるのを拒んだが、釈迦は説得して教えを説いたところ、歓喜したという。
伽藍
- ダルマラージカ・ストゥーパ跡:アショーカ王の八万四千塔の一つという。初転法輪の地。18世紀に破壊されたという。
- 迎仏塔・チャウウカンディー・ストゥーパ:五比丘が釈迦を迎えたところという。1588年にアクバル帝が父フマユーン帝のサールナート訪問を記念して建てた塔がある。
- ダメーク・ストゥーパ:6世紀のグプタ王朝の時代に建立。高さ30メートル[1]
- ムルガンダ・クティ寺院:1931年、スリランカ大菩提会が建立。日本人画家の野生司香雪の仏伝壁画がある。
日本、チベット、中国、タイなど各国の寺院が周辺に創建されている。 日本寺院としては、日蓮宗日月山法輪寺がある。
画像
参考文献
脚注
- ↑ 『インド建築案内』