ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
丹波・光明寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2020年11月3日 (火) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
光明寺(こうみょうじ)京都府綾部市(丹波国何鹿郡)の君尾山にある聖宝ゆかりの真言宗寺院。本尊は千手観音。真言宗醍醐派。山号は君尾山。 (参考 同名寺院光明寺)
歴史
聖徳太子が創建し、延喜年間に聖宝が中興したと伝える。鎌倉時代から室町時代にかけては延暦寺末だった。かつては七十二坊が山上山下に広がっていたという。1527年(大永7年)の戦乱で、1248年(宝治2年)建立の二王門を残して焼失。慶長年間頃から境界争いに関連して醍醐寺三宝院を本寺と仰ぐようになった。天保年間に現在の伽藍が再建された。明治初年には山上2坊、山下4坊となり、現在は1坊ずつとなった。 (国史大辞典)
二王門は二重門形式で赤色に塗られている。仁王の前には板の間があり、仁王そのものが礼拝の対象となっていた。扁額は小野道風の筆と伝わる。 本堂は丹波丹後の真言宗本堂建築では屈指の規模を誇る。 南北朝時代の宝篋印塔がある。