ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
東本願寺東照宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2016年12月30日 (金) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
東本願寺東照宮(ひがしほんがんじ・とうしょうぐう)は、京都東本願寺にあった東照宮。
概要
阿弥陀堂南西(同朋会館のあたりか)にあった。1861年(文久1年)1月15日、本堂脇に造営を決定。公武合体の中で、孝明天皇妹の和宮と結婚した将軍・徳川家茂の入洛に合わせて幕府と密接な関係にあった東本願寺に建てられたと考えられている。用材は幕府が負担した。1862年(文久2年)8月29日、上棟式。閏8月16日、徳川家康の位牌が廟に遷された。翌年、将軍が参拝。1864年(元治1年)4月11日、「御霊殿」と称す。同年の禁門の変で焼失したという。ただ位牌については焼けずに残ったらしく、1868年(明治1年)1月21日には取扱について朝廷からそのまま安置すべきとの指令があった。位牌は現在は嵯峨本願寺に伝わっている。真宗本廟には、創建時の絵図や焼け残った門扉が伝わっている。
参考文献
- 『近代大谷派年表』
- 京都新聞「家康と東本願寺、宝物に見る親密さ 京都で特別公開」2015年04月07日 22時10分 [1]
- 2014『渉成園人物往来記 後編』