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東本願寺東照宮
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2024年7月4日 (木)
東本願寺東照宮(ひがしほんがんじ・とうしょうぐう)は、京都東本願寺にあった東照宮。阿弥陀堂南西にあった。現在の真宗本廟和敬堂のあたりという。
歴史
- 1861年(文久1年)1月15日:本堂脇に造営を決定。親鸞600年忌を前に、公武合体を推進する情勢の中で、孝明天皇妹の和宮と結婚した将軍・徳川家茂の入洛に合わせて幕府と密接な関係にあった東本願寺に建てられたと考えられている。用材は幕府が負担した。
- 1862年(文久2年)8月29日:上棟式。
- 1862年(文久2年)閏8月16日:徳川家康の位牌が廟に遷された。
- 1863年:将軍が参拝。
- 1864年(元治1年)4月11日:「御霊殿」と称す。
- 1864年(元治1年):禁門の変で焼失したという。
- 1868年(明治1年)1月21日:位牌は焼けずに残ったらしく、その取扱について朝廷からそのまま安置すべきとの指令があった。位牌は現在は嵯峨本願寺に伝わっている。真宗本廟には、創建時の絵図や焼け残った門扉が伝わっている。