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平野信仰
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2011年9月23日 (金) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
平野信仰 ひらの しんこう |
概要
平野信仰(ひらの しんこう)は京都平野神社祭神に対する信仰である。 平野神社は、今木神、久度神、古開神および比売神を祭神とする神社で、なかでも今木神が主祭神とされる。皇太子の守護神と位置付けられる。また一説には仁徳天皇を祭神とするといい、中世・近世にはこの説が一般的だったようである。また一説には竈神との説もある。祭神の性格については平野神社#奉斎を参照。 今木神、久度神、古開神はもともと大和国に鎮座していた神社であり、今木神の元の鎮座地は不明で諸説あるが平城京の田村後宮内に遷座した。久度神については、現在も元宮として久度神社が残っている。一説によると、平安遷都に先立つ長岡京遷都においても遷座されて、現在の樫本神社の地に祭られたとの伝承もある。 仁徳天皇祭神説に基づく神社としては、大阪難波神社は、仁徳天皇を平野大明神として祀っていた。また大津平野神社は大津京の守護神として平野神社を祀ったものという。
系譜
仁徳天皇祭神説に基づく神社。仁徳天皇旧跡も参照。