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曹源寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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曹源寺(そうげんじ)は岡山県岡山市中区円山にある池田家ゆかりの臨済宗寺院。本尊は十一面観音。岡山池田家の菩提寺で、正覚谷墓地がある。臨済宗妙心寺派。山号は護国山。
歴史
1698年(元禄11年)、池田綱政が池田信輝の位牌(妙心寺護国院にあった)を祀るために、 郡村の永昌庵の寺籍を移して創建。開山は絶外。260石を寄進。 同年5月、鎮守の山王宮が鎮座。 綱政は裏山に正覚谷墓地を築き、自らの寿蔵を築いた。
(日本歴史地名大系)
境内
- 仏殿:本尊は十一面観音。1780年(安永9年)全焼。1824年(文政7年)再建。歴代藩主の像は池田家墓地の個々の御霊屋から明治初年に遷座したもの。
- 総門:
- 三門:本尊は宝冠釈迦。十六羅漢も祀る。創建時の建築。
- 開山堂:
- 経堂:輪蔵。創建時の建築。
- 禅堂:
- 鐘楼:創建時の建築。
- 鼓楼:創建時の建築。
- 三重塔:1702年(元禄15年)建立。
- 正覚谷墓地:
- 山王宮:
子院
天台宗と真言宗が混在する一山寺院は珍しくないが、禅宗に加え日蓮宗や浄土宗も子院に含めるのは珍しい。これは曹源寺の南に開いた新田の住民の菩提寺としての役割を担ったためという。現在は現存する寺院も曹源寺から独立した。