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文昌帝君信仰
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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文昌帝君廟(ぶんしょうていくん・びょう)は、科挙合格祈願の神である文昌帝君を祀った祠廟。文昌帝君は、梓潼県の土地神(梓潼神)、北斗七星の魁星とも同一視される星神の文昌星、東晋代に反乱を起こし蜀王を名乗った張育(張亜子)の3柱が習合した神格である。文昌帝君、魁星、朱衣神、呂祖、関帝を合わせて五文昌と呼び、ともに祀られることが多い。祠廟は四川省や台湾に多く、文廟、書院、文昌廟、文昌宮、文昌祠などとも呼ばれる。四川省梓潼県にある七曲山大廟が発祥地・総本社と思われる。現在も盛んに信仰されているという。(二階堂善弘「文昌帝君信仰と書院」)