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ヤムノートリー
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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- | '''ヤムノートリー''' | + | '''ヤムノートリー'''(Yamunotri)は、インド北東部ヒマラヤ地方にある、ヤムナー川の女神'''ヤムナー'''を祀る[[ヒンドゥー教]]の聖地。[[ヒマラヤ四大聖地]]の第1番巡礼地。川の源流近くにある。標高3323m。 |
- | + | 「神威の岩」という、湧き出す熱湯が流れる岩壁がある。 | |
ヤムナーは、冥界神ヤマ(閻魔)の妹かつ妻ヤミーと同一視される。[[ラクシュミー]]とも習合している。「ヤムノーットリー」とも言う。ガンジス川の女神ガンガーの姉とも言われる。 | ヤムナーは、冥界神ヤマ(閻魔)の妹かつ妻ヤミーと同一視される。[[ラクシュミー]]とも習合している。「ヤムノーットリー」とも言う。ガンジス川の女神ガンガーの姉とも言われる。 | ||
冬季は閉山するが、開山期間最後の日であるカールティカ月(10-11月)白分2日は祭日となっている。ヤムナー像は残されるが、ラクシュミ像を下山させ、翌年のヴァイシャーカ月(4-5月)白分3日まで、麓のカルサーリーで祭祀する。 | 冬季は閉山するが、開山期間最後の日であるカールティカ月(10-11月)白分2日は祭日となっている。ヤムナー像は残されるが、ラクシュミ像を下山させ、翌年のヴァイシャーカ月(4-5月)白分3日まで、麓のカルサーリーで祭祀する。 |
2015年2月11日 (水) 時点における版
ヤムノートリー(Yamunotri)は、インド北東部ヒマラヤ地方にある、ヤムナー川の女神ヤムナーを祀るヒンドゥー教の聖地。ヒマラヤ四大聖地の第1番巡礼地。川の源流近くにある。標高3323m。
「神威の岩」という、湧き出す熱湯が流れる岩壁がある。
ヤムナーは、冥界神ヤマ(閻魔)の妹かつ妻ヤミーと同一視される。ラクシュミーとも習合している。「ヤムノーットリー」とも言う。ガンジス川の女神ガンガーの姉とも言われる。
冬季は閉山するが、開山期間最後の日であるカールティカ月(10-11月)白分2日は祭日となっている。ヤムナー像は残されるが、ラクシュミ像を下山させ、翌年のヴァイシャーカ月(4-5月)白分3日まで、麓のカルサーリーで祭祀する。
参考文献
- 宮本久義 2003『ヒンドゥー聖地 思索の旅』山川出版社