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下京・福田寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
下京・福田寺
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[[file:071DADA0-419C-4E24-8AD0-F82973616961.jpeg|thumb|400px]] '''福田寺'''(ふくでんじ)は京都府京都市下京区本塩竈町にある[[皇族]]・鎌倉将軍ゆかりの[[時宗]]寺院。本尊は[[阿弥陀如来]]。[[遊行派]]。通称は'''汁谷道場'''、'''渋谷道場'''。山号は東岡山。(参考:同名寺院[[福田寺]]) 鎌倉将軍6代宗尊親王(1242-1274)が帰洛後に開いたという。 親王は[[後嵯峨天皇]]第一皇子で[[亀山天皇]]の兄。1252年(建長4年)、幕府に将軍として迎えられたが1265年(文永2年)に職を解かれ、京都に送還された。 寺伝によると1272年(文永9年)2月、出家して尭空と名乗り、3月、東山汁谷(渋谷、しるたに、しぶたに)に福田寺を建てたという。 ただし一般には法名は行証または覚恵として知られている。 [[天台]][[律]]だったというが、どのようなものかは不明。 『中昔京師地図』には渋谷道の南側に[[仏光寺]]の東に描かれる。 1486年(文明18年)には時宗となり、市屋道場[[京都塩竈・金光寺|金光寺]]末となっていた。 1598年(慶長3年)、[[豊国神社]]造営のため、高倉五条の南(現下京区福田寺町)に移転させられたが、 数年のうちに現在地に移転した。[[西本願寺]]造営のために移転させられた本寺金光寺の南に当たる。 朱印地6石。1788年(天明8年)、1864年(元治1年)焼失。 (『日本歴史地名大系』) <Gallery widths="200" heights="150" perrow="3"> file:230EA71B-A465-4745-9A27-73BB15727F58.jpeg| file:1F96111C-D49B-4A2B-9003-E86E68F14A5C.jpeg| </Gallery> [[category:京都府]]
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