ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。 |
仏母尊信仰
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2015年11月16日 (月) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
仏母尊信仰 |
目次 |
概要
仏母尊(ぶつもそん・しんこう)は、密教の仏尊の一つ。日本密教では、ほとんど注目されていない。 ターラー菩薩が代表的存在。日本では別のカテゴリにされている摩利支天、准テイ観音、孔雀明王は本来は女尊とされる。女尊信仰。
一覧
- 多羅菩薩:白ターラー、緑ターラーなどがある。ターラー、救度仏母ともいう。
- 般若菩薩:般若経典が説く「般若波羅蜜」(智恵の完成)、あるいは般若経典そのものを神格化した仏尊。般若波羅蜜多菩薩、般若仏母、仏母般若ともいう。
- 仏眼仏母:真理を見つめる眼を神格化した仏母尊。一字金輪仏頂と対になるという。仏眼尊ともいう。
- 仏頂尊勝:仏頂尊の一つでもあるが、仏母尊ともされることがある。
- 准胝観音:観音を名乗るが、元来は仏母尊という。准胝仏母ともいう。
- 白衣観音:観音を名乗るが、元来は仏母尊という。白衣明妃ともいう。
- 孔雀明王:日本では明王に区分されることが多いが、本来は仏母尊という。孔雀王母菩薩、孔雀仏母、仏母大孔雀明王、金色孔雀王ともいう。
- 摩利支天:天部護法神とされることが普通だが、仏母尊ともされることがある。