ようこそ『神殿大観』へ。ただいま試験運用中です。

修法師制度

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

2020年4月5日 (日) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

修法師(しゅほっし)は日蓮宗の祈祷師。法華経寺行堂の成満者に対し、日蓮宗久遠寺派が授与する資格と、遠寿院行堂の成満者に対し、遠寿院が授与する資格がある。修法師になるためには荒行堂(加行所)で100日荒行の修行をする。

修行と制度

日蓮宗久遠寺派の制度としては次の通り。法華経寺で行われる。 毎年11月1日に入行し、翌年2月10日に成満する。毎朝午前2時頃に起きて午後11時頃まで1日7回水行を行う。水行の合間にひたすら読経する。また様々な指導や伝授を受ける。睡眠時間は1日3時間。食事は朝夕2回の一汁一菜。入行会は午前9時、常修殿に集合。祖師堂で法要。式典。諸堂巡拝の後、午後3時頃、瑞門をくぐって荒行堂に籠もる。成満会は午前6時に瑞門が開門され出堂し、祖師堂で法要が営まれる。初行を終えた者に「修法師辞令」が授与される。地元に帰ってから自坊などで帰山式を行う。

最初の入行を初行といい、再行・三行・四行・五行となる。段階的に相伝書の内容を伝授される。全て伝授されると「修法師範」となるらしい。6回目からは「参籠」と呼ぶ。参籠5回で「伝師相承」となり、合計千日おえると阿闍梨号(●●阿闍梨)を授与されるようだ。全国修法師連合会がある。

加行所

http://shinden.boo.jp/wiki/%E4%BF%AE%E6%B3%95%E5%B8%AB%E5%88%B6%E5%BA%A6」より作成

注意事項

  • 免責事項:充分に注意を払って製作しておりますが、本サイトを利用・閲覧した結果についていかなる責任も負いません。
  • 社寺教会などを訪れるときは、自らの思想信条と異なる場合であっても、宗教的尊厳に理解を示し、立入・撮影などは現地の指示に従ってください。
  • 当サイトの著作権は全て安藤希章にあります。無断転載をお断りいたします(いうまでもなく引用は自由です。その場合は出典を明記してください。)。提供されたコンテンツの著作権は各提供者にあります。
  • 個人用ツール