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名古屋東照宮

出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)

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(?吉見家)
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'''名古屋東照宮'''(なごや・とうしょうぐう)は、愛知県名古屋市中区にある、[[尾張徳川家]]創建の[[東照宮]]。[[県社]]。
'''名古屋東照宮'''(なごや・とうしょうぐう)は、愛知県名古屋市中区にある、[[尾張徳川家]]創建の[[東照宮]]。[[県社]]。
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[[ファイル:名古屋東照宮・尾張名所図会.jpg|thumb|500px|尾張名所図会]]
==組織==
==組織==
===吉見家===
===吉見家===

2022年7月31日 (日) 時点における版

名古屋東照宮(なごや・とうしょうぐう)は、愛知県名古屋市中区にある、尾張徳川家創建の東照宮県社

尾張名所図会

組織

吉見家

源氏。元は菅原氏。藩内の神職の首位に置かれた。吉見文庫は名古屋市鶴舞中央図書館に現存する。

  • 1吉見幸勝(1615-1676)<?-1668>:伊勢出身。1615年(元和1年)生。初名は園崎直勝。1627年(寛永4年)16歳で徳川義直に近侍する。主君の名を避けて改名する。学を勤めて名古屋東照宮に奉仕する。1662年(寛文2年)10月13日、正五位下に叙し、宮内大輔に補任され、さらに東照宮奉仕のため菅原氏から源氏に改姓する。吉見を称す。1676年(延宝4年)5月4日死去。62歳。
  • 2吉見恒幸(1641-1697)<1668-1696>:1641年(寛永18年)生。1666年(寛文6年)12月、正四位下民部大輔。1668年(寛文8年)11月、家督相続。1697年(元禄10年)6月17日死去。57歳。
  • 3吉見幸和(1673-1761)<1696-1728>:吉見恒幸次男。1673年(延宝1年)生。徳川綱誠に近侍し、三輪勝弥と称す。兄の吉見幸寛が病により廃嫡となると、1694年(元禄7年)11月、嫡嗣となる。1696年(元禄9年)7月、家督相続。1699年(元禄12年)8月、従五位下、刑部少輔。1704年(宝永1年)11月、従五位上・刑部大輔。のち正四位下・左京大夫。1698年(元禄11年)尾張風土記編纂の命を受けるが計画はストップする。京都に遊学して正親町公通に垂加神道を学ぶ。その学績優秀にして猶子の扱いを与えられた。1721年(享保6年)、藩主の命で上京して稲荷神社につかえる弟の知幸の叙位を朝廷に申請。これを吉田家が妨害したので吉田家の典籍を論難し、朝廷を驚かせ、ついに許可を得たという。1745年(延享2年)、正親町実連に招聘され京都で日本書紀を講義。一条道香、近衛内前に謁見した。1746年(延享3年)江戸を経て4月16日17日に日光東照宮を参拝。塩竈神社祠官の藤塚知直に招かれ、陸奥国塩竈で講義。秋まで滞在した。垂加神道や吉田神道、伊勢神道の教説に疑問を懐き、神道五部書が偽書だと論証した。1756年(宝暦6年)、名古屋藩から官費を支給され吉見文庫を備えた。1761年(宝暦11年)4月26日死去。(1934『名古屋市史』[1]
  • 4吉見幸混(1715-1763)<1728->:吉見幸和の次男。1715年(正徳5年)生。父から家学を学び、松平君山に儒学を学び、武技に通じる。1728年(享保13年)9月、東照宮の神主を継承。1763年(宝暦13年)12月9日死去。49歳。(1934『名古屋市史』)
  • 5吉見幸孝()<>:養子。越前守。
  • 6吉見幸茂()<>:養子。従四位下。相模守。1840年(天保11年)藩命で護山神社を創建。
  • 7吉見幸磐()<>:従五位下。讃岐守。
  • 8吉見幸純()<>:
  • 9吉見彦之助()<>:1921年(大正10年)吉見文庫を名古屋市立図書館に寄贈。
  • 10吉見四朗(1909-)<>:1909年(明治42年)生。1935年(昭和10年)愛知国学院本科卒。1941年(昭和16年)真清田神社主典。1942年(昭和17年)片山八幡神社社司。1946年(昭和21年)同神社宮司。著書『吉見幸和大人略伝』。
  • 11吉見英和()<>:片山八幡神社宮司。著書『吉見幸和翁の年譜と著述―吉見幸和大人命二百五十年祭記念』。


  • 『尾張名所図会』[2]
http://shinden.boo.jp/wiki/%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E6%9D%B1%E7%85%A7%E5%AE%AE」より作成

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