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善証寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2015年2月15日 (日)
善証寺(ぜんしょうじ)は、秋田県仙北郡美郷町(出羽国(羽後国)仙北郡)六郷にある、親鸞高弟の二十四輩第10番是信房ゆかりの浄土真宗寺院。浄土真宗本願寺派。「吉水山善証寺」「善證寺」
是信房(ぜしんぼう)は、源頼政曽孫の源宗房(みなもとのむねふさ)と言い、京都から常陸に逃れたが、稲田の草庵(現・茨城県笠間市)で親鸞に出会い、弟子となった。布教のため陸奥国和賀郡万塩(岩手県北上市?)に赴き、吉水山寛喜院本浄寺を創建。8代浄祐は本願寺に参詣。蓮如に拝謁して「善証寺」の名を賜った。
9代明信は、永正年間に出羽国仙北郡六郷(ろくごう)の野中(現・美郷町野中、現在地の1km東)に移転させた。江戸時代初年、秋田藩主初代佐竹義宣の父佐竹義重が六郷城に入城すると、城の北東1.6kmの寺町内の現在地に移った。
由利本荘市に当寺から移転したとの伝承を持つ広誓寺がある。