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奈良県奈良市法蓮佐保山にある基王(もといおう、727-728)の墓。基王は聖武天皇皇子。基親王とも。那富山墓(なほやまのはか)。近くに元明天皇陵や元正天皇陵がある。東大寺関連旧跡。
『続日本紀』に「葬於那富山」とある。 皇室治定の陵墓名には通常は被葬者の人名が使われるが、ここは「那富山墓」とのみ呼ばれている。『続日本紀』に「基王」とあるのは「某王」の誤記だとする説によると思われる。 自然石に線刻を施した「那富山墓線刻石」がある。