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大威徳寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
大威徳寺
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'''大威徳寺'''(だいいとくじ)は、大阪府岸和田市大沢町牛滝町にある[[天台宗]]寺院。[[葛城山]]の[[修験道]]霊場の一角を占め、[[葛城二十八経塚]]の第10宿とされる。本尊は[[大威徳明王]]・[[不動明王]]・[[阿弥陀如来]]。元は[[真言宗]]と天台宗の兼学だったが現在は[[天台宗延暦寺派]]。[[修験道]][[当山派]]の[[正大先達]]の一つ。'''牛瀧山'''(牛滝山)の山号から'''牛瀧寺'''・'''牛瀧山寺'''の通称がある。(参考:同名寺院[[威徳寺]]) ==歴史== 役小角の創建。真言宗[[空海]]や天台宗恵亮([[円仁]]の弟子)が修行したという。 江戸時代には40坊があり、真言宗と天台宗に分かれていた。真言宗は本坊方と称し、[[高野山無量寿院]]を本寺とした。本坊の他24寺があった。天台宗は刻屋方と称し、[[輪王寺門跡]]を本寺とし、17寺があった。1668年(寛文8年)が寺内の真言宗と天台宗の間で争論が起こっている。1912年(大正1年)、本坊方が改宗して天台宗に統一された。(日本歴史地名大系) == 伽藍 == *本堂: *多宝塔:1515年(永正12年)頃の建立。 *大師堂:[[空海]]・[[阿弥陀如来]]・天台大師([[智顗]]?)を祀る。 *梵字岩:[[葛城二十八経塚]]の第10宿の経塚がこの岩という。 *一の滝: *二の滝:不動明王を祀るか。 *三の滝:恵亮が大威徳尊を感得したところという。 *護摩堂:『和漢三才図会』に記載があるが不詳。 *高座石:『和漢三才図会』に記載があるが不詳。 *風穴:『和漢三才図会』に記載があるが不詳。 *求聞持堂:『和漢三才図会』に記載があるが不詳。 [[Category:大阪府]]
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