出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-) 最終更新:2022年12月29日 (木)
大学寮(だいがくりょう)は、古代日本の都に設置された最高学府。天智天皇が最初に設置。廟堂に孔子が祭られ、釈奠が行われた。雅称では槐市(かいし)という。日本の孔子廟も参照。
日本の学制は、唐の制度を模倣したもので、唐では国子監の下に国子学、大学、四門学、律学、算学、書学があったが、日本ではこれを縮小して、大学寮にまとめた。博士1人、助教2人、音博士2人の指導で、官僚候補の学生400人が学んだ。ほかに書博士2人と書生30人、算博士2人と算生若干がいた。
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組織
大学頭
大学頭(だいがくのかみ)は大学寮の長官。中世には菅原氏の東坊城家・西坊城家が就任。江戸時代は林家が就任した。