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大峰山寺
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
大峰山寺
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'''大峰山寺'''(おおみねさんじ)は、奈良県吉野郡天川村の[[大峰山]]の山上ケ岳頂上にある、[[修験道]]の根本道場の寺院。本尊は[[蔵王権現]]。元は[[金峰山寺]]の山上本堂。現在は単立寺院で、[[大峰山寺護持院|護持院]]と呼ばれる五つの寺院と[[阪堺役講]]などが共同で運営している。'''山上蔵王堂'''。'''大峯山寺'''。 == 歴史 == [[役小角]]が蔵王権現を感得し、[[涌出岩]]の上に祀ったのが起源。 [[宇多上皇]]、[[白河上皇]]が登拝。[[藤原道長]]、頼通、師通も参詣した。 多数の伽藍諸社と山坊が建てられたが天文3年(1534)4月、[[浄土真宗]]の飯貝御坊[[本善寺]]が焼き討ちして焼失した。 元和2年(1616)、[[金峰山寺小松院]]の快元が山上本堂再建のための勧進を許可されている。 元禄4年(1691)、現在の本堂を再建。 明治7年の神仏分離で廃絶となり、[[吉野・金峰神社]]の奥の宮とされた。 明治19年、仏堂として復興するが所属が決まらなかった。 昭和前期、宗教団体法を機に、独立の寺院となった。'''大峰山寺'''の名称はこの時からである。 昭和59年(1984)に解体修理。発掘調査も行われて多数の出土品が発見された。 (日本歴史地名大系ほか) [[category:奈良県]]
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