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大津宮仏殿
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
2022年10月28日 (金) 時点におけるWikiSysopKARASUYAMA (トーク | 投稿記録)による版
大津宮仏殿は、近江国の大津宮の内裏にあった仏殿。遺構は明らかではない。本尊は繍仏だった。宮中にある仏殿の初例。
671年(天智10年)10月17日、死期を悟った天智天皇が大海人皇子に皇位を譲ろうとしたところ、大海人皇子は機が熟していないことを察知し、内裏仏殿の南で出家し、吉野に去った。そして11月23日、「内裏西殿繍仏像前」で大友皇子が群臣と共に天智天皇の詔を受けて誓約した(天智天皇は12月3日に崩御)。南滋賀町廃寺と関連付ける見方もある。