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大野丘北塔
出典:安藤希章著『神殿大観』(2011-)
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大野丘北塔(おおののおかのきたのとう)は大和国高市郡飛鳥にあった日本最古の仏塔。跡地不詳。『日本書紀』によると敏達天皇14年、蘇我馬子が建立。2月15日に竣工し法要を営んだようだが、直後に起こった疫病が崇仏による国神の祟りだとして3月30日には塔は倒され焼かれてしまった。豊浦寺の近くにあったとも。橿原市和田町の和田廃寺跡に当たるとする説があったが1975年(昭和50年)の調査で否定された。橿原市石川町にある大和・大歳神社を大野丘跡とする伝承がある。